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実走行1000キロ以下! 約1億3000万円のメルセデス・ベンツ「SLS」は特別な「ブラックシリーズ」でした

実走行1000キロ以下! 約1億3000万円のメルセデス・ベンツ「SLS」は特別な「ブラックシリーズ」でした

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: 2017 Courtesy of RM Sotheby's

走行距離は616マイルと新車同然

2023年3月4日、RMサザビーズがアメリカで開催したオークションにおいてメルセデ・ベンツ SLS AMGブラックシリーズクーペが出品された。アメリカに納入された132台のうちの1台。今回はいくらで落札されたのか、同車について振り返りながらお伝えしよう。

最高速はリミッター制御による317km/hを可能

それまでメルセデス・ベンツ、そしてマクラーレンとともにSLRマクラーレンを生産していたメルセデスAMG社が、生産中止とともに次なるプロジェクトとして立ち上げたのが、往年の300SLを彷彿させるガルウイングドアを採用した「SLS AMG」の開発にほかならなかった。

ちなみにメルセデスAMGの完全自社開発、生産車となるSLS AMGは、それまでのSLRマクラーレンよりもスーパースポーツとしてはワンクラス下に位置するものだった。たとえばSLRマクラーレンではカーボン製のモノコックが使用されていたものの、SLS AMGではそれがアルミニウム製のスペースフレームに置き換わるなど、価格的にもより購入しやすいモデルへと仕上げられている。

M156型をベースに、チューニングを進めたものである。インテークやエグゾーストのマニフォールド、さらにはピストンからクランクケース本体にまで手が加えられたそれは、M156型と比較して46psアップの571psを発揮。メルセデスAMGが公表したパフォーマンスでは0−100km/h加速3.8秒、最高速はリミッター制御による317km/hを可能にしていたのだった。

そのエンジンをフロントミッドシップし、ギヤボックスをデファレンシャルとともに後方に配置するトランスアクスル方式の採用で理想的な前後重量配分を実現。サスペンションはシンプルなダブルウイッシュボーン形式だったが、こちらもその重量軽減や剛性の確保にはさまざまな工夫が見られる。

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