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ハロゲンのヘッドライトをLEDに交換しても大丈夫? DIYで取り付けできても車検に通らないこともあるので要注意です

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: AMW編集部

照射パターンも同じにはならないことが多い

新型車であれば当たり前のようにヘッドランプがLEDだし、少し前ならHIDも普及していて明るさについて不満はなかった。問題はハロゲンで、明るいLEDやHIDに慣れているとなおさら暗く感じる。ちょっと古めのモデルであればハロゲンが当たり前だし、今でも軽自動車の実用グレードはハロゲンが標準だったりするわけで、なんとか明るくしたいと思うのは当然だろう。

取り付けは簡単だが注意点がいくつかある

ハロゲンを明るくする方法としてはいくつかある。昔はハイワッテージバルブに交換したり、リレーを付けてバッテリーから直接電源を取ったりしたものだが、最近気になるのがLEDバルブだ。ネット通販などを見ると大量に見つけることができ、省電力などの売り文句にも心ひかれたりする。純正のLEDヘッドランプともイメージが重なって、装着してみたいと思っている人は多いのではないだろうか。

まず取り付け自体は簡単で、HIDのように別ユニットの追加などは必要なくて、バルブのみ交換すれば完了する。ハロゲンバルブの交換をやったことがあれば問題なくできるだろう。ただし、LEDのバルブはお尻の部分に冷却フィンなどが付いていて大きいものがあるため、取り付け場所を選ぶかもしれない。

取り付けはいいとして、機能面では実際のところ、いろいろと注意点というか問題点がある。まずは明るさだ。LEDの場合、純白の光を出すのは得意なので、実際に見ても真っ白でとても明るいように見える。ただ、実際の光量となると見た目ほどは出ていないものが多く、使っていると「結局は暗い」という不満も聞こえてくる。もちろんなかには光量が大きいものもあるので、口コミなども参考にして慎重に選ぶようにしたい。ヘッドライトのLED化は注意点もいくつかある

そしてもうひとつの大きな問題が光軸だ。ハロゲンバルブとLEDの発光部分を見てもらうとわかるが、位置が同じではないので照射パターンも同じにはならないことが多い。とくに車検時は問題で、最近は照射パターンが明確に規定されているため厳密にチェックされるが、LEDだとこのパターンが出ないのだ。そうなると当然、車検をパスすることはできない。また白い光も検査官によっては「白すぎる」としてダメ出しされることもありうるので注意が必要だ。

少々高くても明るさと光軸が出るものを選ぶ

結論としては、LEDバルブは慎重に選ばないといけないということになる。価格は安いものが多く、ウリ文句も大層なので飛びつきがちだが、安易に飛びつくと結局は安物買いの銭失いになることも多い。少々高くてもしっかりと明るさと光軸が出るものを選ぶようにしたい。

また、きちんと装着するのにトライ&エラーを繰り返してしまうのが嫌なら、HIDのほうがオススメだ。そもそも純正のLEDヘッドライトは実用化されるのにかなりの時間がかかっているもので、後付け交換でうまくいくのは難しいのは当然のこと。LEDバルブを使ってみたいというなら、フォグランプから始めてみるのがいいだろう。

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