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スカラシップを活用したレース参戦が賢い! ディクセルを例にサポートを受けて助かることをお教えします

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

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レース活動を支えてくれる貴重な制度

スカラシップという言葉を聞いたことがあるだろうか。本来は奨学金や専門的な知識という意味だが、モータースポーツの分野で耳にすることも多い。レースをはじめとする競技に参加する人の金銭的な負担を軽減するため、成績に応じてパーツメーカーから何らかの支援を受けられる制度だ。

消耗品のサポートが受けられるのはありがたい

部品や活動費を無償で提供してもらえるスポンサーの獲得は、一定の実績や人脈がなければ狭き門と言わざるを得ない。その点スカラシップはメーカーによって多少の違いはあれど、購入したパーツや参加するイベントが対象となっているのなら基本的にはOKになる。

また以前のスカラシップはJAF公認競技が中心で、それ以外は対象外とされることが大半だった。しかし、現在はいわゆる草レースにまで枠が広がりつつある。東北660シリーズでお馴染みの「ディクセル」を例に、スカラシップ制度の利用方法を説明しよう。

対象となる競技はJAF公認とそれ以外を合わせて全国で50以上あり、JAF公認イベント以外は年間に3回を超えるシリーズ戦であることがスカラシップ適用の条件だ。申し込む手順も非常にカンタンで、まずは対象となるアイテムを購入する。その際は必ずフロントのブレーキパッドが含まれており、定価が2万円を超えたことを証明する、領収書や画面のコピーを必ず保存しておくこと。そして「スカラシップ申込書」をダウンロードし、必要事項を記入して送付するだけで登録が完了する。

申し込むだけでローターやフルードにサーキットパラソルといったパーツや、アイテム交換に必要なスカラシップ10ポイントのいずれかひとつが必ず付与されるのは嬉しい。なお対象となるイベントに参加する際は、参加車両名に「ディクセル/DIXCEL/DXL」のいずれかを入れ、専用ステッカーを指定された場所に2枚ずつ貼り付けるのが条件だ。

ステッカー貼り付け

それぞれの競技が終わると順位に応じてポイントが与えられ、パッドまたはローターをはじめとするパーツやノベルティと交換が可能だ。ディクセルのスカラシップが人気の理由は、完走しただけで1~3ポイントがもらえること。約半数が予選落ちも当たり前の東北660選手権では、非常にありがたいシステムといっていいだろう。

* * *

ビギナーであっても気軽に登録できるうえ、結果を残せばさまざまな特典があるスカラシップ。ディクセル以外でもオイルやタイヤなど消耗品を中心に、スカラシップ制度を設けているメーカーは結構ある。レース参戦のコストを節約するだけではなく、モチベーションを高めるためにも活用しよう。

■ディクセル スカラシップ
https://www.dixcel.co.jp/scholarship/

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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