クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CAR
  • ニュルブルクリンクで懐かしの日本車発見! サーキットで楽しむツーリスト走行は約4800円から【みどり独乙通信】
CAR
share:

ニュルブルクリンクで懐かしの日本車発見! サーキットで楽しむツーリスト走行は約4800円から【みどり独乙通信】

投稿日:

TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)

  • ドイツの朝食の定番。ハムやチーズがたっぷり
  • BMWやポルシェが人気ですが、お値段がかなり高額です
  • メルセデスAMGのブラックシリーズでニュルブルクリンクを遊べるなんて……。最高の趣味ですね
  • VW シロッコも発見
  • イギリスナンバーのホンダ シビック。なんと翌日も出会ってお互い大笑いしました
  • イギリスナンバーのホンダ シビック。なんと翌日も出会ってお互い大笑いしました
  • いまやEUで販売終了となったトヨタ 86を発見しました
  • かなりコンディションの良さそうな日産 R32型スカイライン
  • ここまで仕上げるのにたくさんの時間とお金がかったでしょうね
  • BMW M2。華奢な女性が勇敢にニュルブルクリンクをドライブされていました
  • こんな素敵なアルファ ロメオでツーリスト走行をされたのでしょうか
  • ツーリスト走行の駐車場。停まっているクルマを見ているだけでも十分楽しいです
  • ツーリスト走行の駐車場にはさまざまな国の車種が並んでいて、見ているだけでも楽しいです
  • ツーリスト走行を見学する人達のクルマは多種多様です
  • ドイツでも1980年~1990年代の旧車は若者に大人気
  • ツーリスト走行を見学する駐車場には懐かしの日本車が数多くいます
  • ニュルブルクリンクのツーリスト走行の駐車場。なかなかコアなクルマも
  • ツーリスト走行用に現地でタイヤを換える強者も
  • ニュルブルクリンクのツーリスト走行でとても多いイギリスナンバーのクルマ
  • ツーリスト走行はBMWとポルシェを数多く見かけました
  • ニュルブルクリンクではサーキットタクシーとして同乗体験も可能
  • ニュルブルクリンクのある州のパトカーはアウディが多いです
  • ツーリスト走行周辺にあるバーガーレストランのトイレ前の壁は落書きだらけ。昔は真っ白できれいでした
  • ツーリスト走行の駐車場には小さいですがニュルブルクリンクのオフィシャルショップがあります
  • ツーリスト走行の入り口横にあるバーガーレストラン。かなりボリューミーです
  • ニュルブルクリンクのツーリスト走行を見て楽しむ人達
  • ニュルブルクリンクのラウンドアバウト。ここを走っているクルマを眺めているのも楽しいものですね
  • ブライトシャイトから見るツーリスト走行。この先はかなりの急高配なので、トルクのないクルマにはキツイはず
  • ニュルブルクリンクの周りはマウンテンバイクのコースにもなっていて、ルートの看板が出ています
  • ニュルブルクリンクの仮設トイレの男女を示すマークは、外国人仕様なのか手足が長くてモデル立ち。日本にはないタイプですよね
  • ニュルブルクリンク村の手前のラウンドバウトにはもちろんニュルブルク城のモニュメント
  • ニュルブルクリンクのギャラリーコーナーのひとつ、ブリュンヒェン。今季はコンクリートの椅子が新設されました
  • 日産 R35型GT-R。ドイツではさらに高額です
  • HKS風の日産 R35型GT-R
  • ドイツでは非常に珍しいスバル BRZを目撃
  • ドイツ人はトヨタ セリカのことをチェリカといいます
  • フランスナンバーのスバル インプレッサ
  • 意味不明の日本語……
  • ドイツの日本車好きのアイテムのひとつ。キャラクターのぬいぐるみ
  • なぜかドイツの日本車好きの必須アイテムのどーもくん
  • フロントガラスに100円ショップで買ったハチマキをセット
  • フロントグラスには100円ショップのハチマキをアクセサリー代わりに
  • 意味不明な日本語ステッカーを発見。日本車オーナーならではのカスタムで微笑ましいです
  • ヒョンデのEVタクシーもありました
  • アーデナウのラウンドアバウトにあるシルバーアローのモニュメント。ニュルブルクリンクで一番最初に優勝したマシンです
  • ブリュンヒェンには数多くの懐かしの日本車を発見
  • 日産 フェアレディZも発見しました
  • ニュルブルクリンクのギャラリーコーナーのひとつ、ブリュンヒェンにはたくさんの日本車を見かけました

ニュルブルクリンクで見つけた、クルマ好き必見の光景とは

ドイツ在住でモータースポーツを取材している池ノ内みどりさんは、ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)の取材に訪れました。レースの合間にツーリスト走行車が集まる駐車場で多彩なクルマや、ブリュンヒェンで懐かしい日本車たちを発見。その様子をレポートします。

レンタカーで気軽に楽しめるツーリスト走行

NLS(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)の開幕戦へ。2025年初めてのニュルブルクリンクということで、少し慌ただしくも楽しい取材を終えました。レース取材の翌朝はゆっくりと朝食を楽しんでから、日本からいらした方がサーキット周辺を取材されるということで、同行させていただきました。

ニュルブルクリンクといえば、ツーリスト走行が有名ですよね。一般的なレンタカーでの走行は禁止されており、とくに昨今は規制が厳しくなっていますが、サーキット周辺にはニュルブルクリンク専用のレンタカー店が多数あります。しっかりと安全強化・整備されたレンタカーを借りて、誰でもツーリスト走行を楽しめるんです。もちろん、自家用車で走る方も多くいらっしゃいます。

ドイツはもちろん、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フランスなど近隣諸国のナンバーにくわえ、最も多く見かけたのはイギリスナンバーのクルマでした。イギリスの地理には詳しくないので、ざっくりとニュルブルクリンクからロンドンまでの距離を調べてみたところ、約650km。案外近いのですね。週末にふらっと走りに来るにはちょうど良い距離感なのかもしれません。ちなみに、ミュンヘン市内にある私の自宅からニュルブルクリンクまでの距離とさほど大きくは変わりませんでした。

ギャラリーコーナーで見つけた懐かしの日本車たち

ツーリスト走行車用の駐車場をのぞいてみると、さまざまなクルマがずらりと並び、見ているだけでワクワク。時間がいくらあっても足りなさそうです。DIYで施したチューニングらしいクルマから超高級車まで、とにかくバリエーション豊かで飽きることがありません。

チケット販売所では、月曜日~木曜日の1周(約20km)が30ユーロ(約4800円)、金曜日~日曜日の週末料金は35ユーロ(約5600円)とのこと。年間パスは3000ユーロ(約48万円)です。昔に比べて値上がりした印象はありますが、毎年のアスファルトの張り替えや安全設備の強化、設備点検、さらに消防や救急車の配置、コースマーシャルの人件費などを考えると、まだまだお得な気がします。

日本人にはギャラリーコーナーとしておなじみのブリュンヒェンにも行ってみたところ、懐かしの日本車がたくさん停まっていて、思わず大興奮。車体に貼られたステッカーには、いかにもなんちゃって感が漂うものもありますが、それもまたご愛嬌。見ていて楽しく、思わず微笑んでしまいました。

アーデナウの中華料理屋でホッと一息

この日は少し遅めに朝食をとって出発していましたが、さすがに14時ごろにはお腹が空いてきました。ランチタイム営業が終わる直前に、なんとか滑り込みセーフ。ヨーロッパ料理を連日たっぷり楽しんでいたこともあり、この日はちょっと箸休めにと、近郊のアーデナウにある中華料理屋さんへ。

ニュルブルクリンク取材の日本人メディア関係者の間では有名な「Bonsai(盆栽)」というお店で、通称「アデ中(アーデナウの中華)」と呼ばれています。私は軽めにワンタンスープとベトナム風揚げ春巻きをチョイスしました。

コロナ禍以前は、日本からも多くのメディア関係者がニュルブルクリンク24時間レースの取材に訪れており、レースウィークの水曜や金曜には皆さんで集まり、楽しくお話を伺うのが恒例でした。このアデ中(以前は別の場所にありました)にも、そのときによく足を運んだことをふと思い出しました。

>>>ドイツ在住池ノ内みどりさんのクルマにまつわるコラムはこちら

すべて表示
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • ドイツ ミュンヘン市在住 フリーライター&コーディネーター。東京で学生生活を謳歌した後にオーストリアのザルツブルグで再び学生生活を謳歌し、なんとか卒業。三度目の学生生活を謳歌しにミュンヘン大学入学を機にドイツへ。ミュンヘン大学在学中の現地広告代理店でのアルバイトがきっかけで、モータースポーツに魅せられて大学を中退し、モータースポーツ業界へ飛び込む。愛車のBMW M240iカブリオレを駆り、ヨーロッパ各国のサーキットへ取材に向かう。趣味はアルプスの峠越えドライブと蚤の市めぐり。好きなサーキットはニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャン。ヨーロッパ生活はもう少しで30年。
著者一覧 >

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS