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アイルトン・セナ公認F1マシンがスロットカーで登場!18種のサーキットが再現できるコースキットも開発されている

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TEXT: 中村孝仁(NAKAMURA Takahito)  PHOTO: 中村孝仁(NAMAURA Takahito)

最新作はアイルトン・セナがドライブした2台のロータスF1

国際貿易では今、こうしたスロットカーの原点ともいえるスケーレックストリック社の製品を正規代理店として輸入しているほか、新たにAFXという1/64サイズも扱う。このAFXは言わば1/64サイズスロットカーの起源ともいえる、オーロラ社から生み出されたもので、現在ももっとも高度に進化したMEGA G+と呼ばれるシャシーを装備した製品を提供する。モーターの磁力によってダウンフォースを得る、いわゆるマグナカーと呼ばれるスロットカーの最高峰の商品だ。

その最新作はセナ財団のライセンスの元に作られた、アイルトン・セナがドライブした2台のロータスF1と、セナが優勝したことのあるサーキット・レイアウトを再現することが可能なパッケージキットである。他にもコースとマシンをセットにしたスターターキットから、F1が開催される全18のコースレイアウトを再現できる、コンプリートキットまでさまざまな商品が揃えられている。

爆発的なブームは去ったとはいえ、ヨーロッパもアメリカもスロットカー市場はまだまだ健在。日本におけるビジネスとして、はたして展開していけるのか、ブームはやってくるのかなど、矢田社長にお聞きした。

「自分が幼いころにスロットカーで遊んでいたという経験もあって、この文化を絶やしちゃいけないという気持ちでやっている」

まあ、ビジネス的にはちょぼちょぼと言うわけである。

そして、ロサンゼルスにあるスロットカー博物館でキュレーターを務めている、フィリップ・デ・ラスピネー氏は次のように話している。

「ゆっくりと確実にスロットカーは、第2次世界大戦後のブリキ玩具やダイキャストモデルのように玩具芸術の一形態として認識されつつある」

つまり、往時のスロットカーは確実にコレクターズアイテムとなっているのだ。

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  • 中村孝仁(NAKAMURA Takahito)
  • 中村孝仁(NAKAMURA Takahito)
  • 幼いころからクルマに興味を持ち、4歳にしてモーターマガジンの誌面を飾る。 大学在学中からレースに携わり、ノバエンジニアリングの見習いメカニックとして働き、現在はレジェンドドライバーとなった桑島正美選手を担当。同時にスーパーカーブーム前夜の並行輸入業者でフェラーリ、ランボルギーニなどのスーパーカーに触れる。新車のディーノ246GTやフェラーリ365GTC4、あるいはマセラティ・ギブリなどの試乗体験は大きな財産。その後渡独。ジャーナリスト活動はドイツ在留時代の1977年に、フランクフルトモーターショーの取材をしたのが始まり。1978年帰国。当初よりフリーランスのモータージャーナリストとして活動し、すでに45年の活動歴を持つ。著書に三栄書房、カースタイリング編集室刊「世界の自動車博物館」シリーズがある。 現在AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)及び自動車技術会のメンバーとして、雑誌、ネットメディアなどで執筆する傍ら、東京モーターショーガイドツアーなどで、一般向けの講習活動に従事する。このほか、テレビ東京の番組「開運なんでも鑑定団」で自動車関連出品の鑑定士としても活躍中である。また、ジャーナリスト活動の経験を活かし、安全運転マナーの向上を促進するため、株式会社ショーファーデプトを設立。主として事業者や特にマナーを重視する運転者に対する講習も行っている。
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