平日のランチタイムはライスの大盛り・特盛りが無料
ドライブの際に立ち寄る高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア (PA)。民営化以降、サービスが向上し、その土地の名産品も食べられるようになっています。この“SPめし”では、全国の高速道路のサービスエリアやパーキングエリアを廻ってオススメのご飯を紹介しています。今回は、東名高速道路上り・赤塚PAの肉汁うどんです。
フードコートに加えて24時間営業のコンビニと吉野家という三位一体の最強PA
2012年の静岡県区間に続き、2016年には愛知県区間が開通した新東名高速道路。東京と名古屋・大阪といった長距離を利用するドライバーにとっては主要道路へとなっている。新東名高速道路開通後、やや交通量が減少した東名高速道路だが、個性的なSA(サービスエリア)、PA(パーキングエリア)がある。今回紹介する愛知県豊川市にある赤塚PA上りもそんな個性的なPAのひとつだ。
赤塚PAは、大型99台、小型74台(大型との兼用を含む)と中規模のPA。しかし7時から22時までオープンしているフードコート&ショッピングコーナーに加えて、24時間営業の吉野家とコンビニエンスストア、BEV用急速充電器と24時間体制のサービスを提供してくれるPAなのである。
7時から営業しているフードコートは、卵焼き、納豆、日替わり小鉢にご飯とみそ汁が付いた650円の朝定食をはじめ、570円の豚汁定食。さらに7時~9時は“選べる朝メニュー500”として500円でカレーライス、赤塚ラーメン、天ぷら(うどん・そば・きしめん)が食べられるのだ。
メニューは充実しており、各種定食をはじめ、愛知県のソウルフード、味噌かつ丼と冷しきしめんセット(1150円)、あいち鴨の南蛮そば(940円)などスタミナ満点のメニューが並ぶ。
そんな赤塚PA上りで食べたのは、肉汁うどん(大)980円。このメニューは、2025年11月30日まで開催されている推しグルメ総選挙にエントリーしているメニュー。「肉が踊る、ダシが響く。」五感で味わう、肉汁うどんというコピーが付いている。
赤塚の肉汁うどんは、並は880円だが980円で大盛も用意されている。愛知県と言えばきしめんが有名だが、この肉汁うどんは、武蔵野うどんを使用している。武蔵野うどんは、関東の武蔵野地方で食べられている加水率が低く「コシの強さ」が特徴の麺。この店では、国産小麦の「あやひかり」100%の麺を使用するなどこだわっている。

豚肉をたっぷり60g入れただし汁は、コシの強い麺に負けないよう、鰹だしを主とした濃い味で甘みを強めに出している。豚肉も脂身と赤身のバランスが良い部位を使用しており、脂身の甘みがだし汁の甘さを引き立てている。
皿に盛られたうどんは、まるで雪山のような白さで、黒い皿とのコントラストが非常にキレイ。豚肉のタップリ入った肉汁につけてサッとつけてたべると、コシの強い麺に甘い肉汁が絡み非常においしい。コシの強い麺は噛み応えがあるが、のど越しがよく食が進みあっという間に完食。並にしていたら後悔するところだった。
この赤塚PAでは、平日の11時~14時限定で日替りランチ(800円)を用意。取材した日の日替りランチはライスの大盛り、特盛り無料というウレシイサービスを展開していた。朝定食、ライス大盛り・特盛り無料の日替わりランチとビジネスドライバーの胃をガッチリとつかむメニューとサービスが充実している。
またフードコートが終了した時間でも吉野家やコンビニがあるのでビジネスドライバーには心強いPAと言える。




































