液体水素で走るトヨタやレース中にCO2を回収できるマツダなど新技術がいっぱい
そして今回の目玉その2。TOYOTA GAZOO Racing(TGR)がST-Qクラスに投入している水素エンジン車「GRカローラH2コンセプト」が、さらなる進化を遂げ、液体水素を燃料に使用しました。さらに京都大学と共同開発した「京大方式超伝導モーター」を採用したのですわ。モーターの小型化に加え、タンク容量は従来の1.3倍となり、航続距離は135kmで約30周走れるそうですの。
そして個人的にとくに気になったのがマツダ。「ジャパンモビリティショー2025」に展示されていた二酸化炭素回収装置を、「MAZDA SPIRIT RACING 3 Future concept」に搭載し、ST-Qクラスに参戦しました。装置には多孔質鉱物「ゼオライト」のCO2吸着剤が入っていて、4時間のレースで100gのCO2回収を想定しているそうですわ。S耐期間中は共挑ブースに実物が展示されており、今後の取り組みがとても楽しみですのよ。
そんなこんなで2025年のS耐最終戦は、お天気にも恵まれ、会場は本当に大盛況でしたわ〜。
そしてもちろん、S耐に出場するにはハードルが高いのですが、「出てみたい!」という方に朗報ですわ。 S耐のサポートレース「S耐チャレンジ」が2026年から本格始動するそうですわ。それに先立ち、今回のレースで初戦が開催され、想定を上まわる42台が参戦し、こちらも大盛り上がりでしたのよ。
進化し続けるS耐。レースそのものも楽しいけれど、それ以外の見どころも本当に盛りだくさん!















































