NISMOロードカーの登場で楽しみ方が増えた2014年 『2014y 第17回ニスモフェスティバル』 昭和59(1984)年9月に東京品川区に誕生した「ニスモ」が、平成26(’14)年に創立30周年を迎える。第17回はその創立を記念した催しが目白押しとなった。【関連記事】ホイールに負けない個性派が勢揃い! 会場の誰もが注目したカスタムカー5選【2022 RAYS FAN MEETING】
ル・マンのレースを闘ったマシンとエンジンが大集結
’14年のレースシーンも「ニスモ」、そしてファンにとってもうれしいシーズンとなった。スーパーGT500クラスでは『モチュール・オーテックGT-R』がシーズンを制した。またスーパー耐久でも『GT NET ADVAN NISSAN GT-R』がシリーズ優勝。ニスモワークスがタイトルを手中に収めたのは6年振り。S耐とのダブルタイトル奪取は、じつに11年ぶりのこと。それだけに『ニスモフェスティバル』も気合が入っていた。
‘15年の参戦を前に、ル・マンにチャレンジしたR91CP/R390GT1/R391の3台がパレードラン。参戦ドライバーのトークショーも開催。 歴代ニスモコンプリートカー&NISMOロードカーシリーズ100台によるパレードランからイベントがスタート。参加者に話を聞くと、大観衆を前に富士を駆け抜けると病みつきになるらしい。 ピット内、ピットビル3階にはル・マン24時間レースに参戦した歴代マシンとエンジンがずらりと展示。ル・マン挑戦の歴史を強く感じたまた、当日は「ニスモ」の歴代3名社長が参加し、それぞれの時代の興味深い思い出話を聞かせてくれ、前年に亡くなられた難波靖治初代社長の遺影も掲げられた。
ピットビルではル・マン24時間レースを闘ったマシン、搭載されるエンジン、そしてル・マン挑戦の歴史を振り返る特別展示が行われていた。 難波社長の掲げた”強いニスモ、勝つニスモ”のDNAは今も「ニスモ」に流れている。そしてフィナーレでは、スーパーGTチャンプを奪還した『モチュール・オーテックGT-R』が、車両のゼッケンをチャンピオンナンバーの1番に変えるゼッケン剝がしを6年振りに実施。イベントに華を添えた。
フィナーレでは安達二郎/佐々木健一/眞田裕一氏の3人の歴代社長も参加。6年振りのゼッケン剥がしも行われ、熱いエールが送られた。 ‘13年から発売となったNISMOロードカーによるパレードランでイベントがスタート。モータースポーツ/チューニングカーに加え、量産コンプリートカーという市販車もイベントに加わり、日産/NISMOの世界を思う存分に味わえる催しに成長した。
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