クルマ選びの新たな指標?国土交通省が認定する衝突被害軽減ブレーキ評価とは

クルマ選びの新たな指標?国土交通省が認定する衝突被害軽減ブレーキ評価とは

メーカーが申請したクルマに与えられる認定

 日産が4月23日に、国土交通省の「衝突被害軽減ブレーキの性能認定制度」において、インテリジェント エマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)を搭載している11車種が認定を取得した、と発表。現在、国内メーカーで同様の認定を受けているのは全67車種。ユーザーにとって、新車を購入する際のひとつの指標とはなるのだろうか。ノートやリーフとう日産11車種が衝突被害軽減ブレーキの性能認定制度を取得

「衝突被害軽減ブレーキの性能認定制度」とは、2018年度より開始され、自動車メーカーなどの申請に応じ、衝突被害軽減ブレーキが一定の性能を有していることを国が認定する制度。この認定を受けたことでメーカーは、「AEBSロゴ」をカタログなどに使用することができるようになる。

 これは、国が衝突被害軽減ブレーキ及びその認定制度に対する認知度及び関心を高めることが目的で、自動車メーカーなどに、認定を受けた自動車の情報とともに衝突被害軽減ブレーキの普及促進のための広報活動等に活用することができるわけだ。ノートやリーフとう日産11車種が衝突被害軽減ブレーキの性能認定制度を取得

 今回、日産がこの認定を取得したのは、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」を搭載している11車種38型式。具体的な車種は、エクストレイル、エルグランド、シーマ、ジューク、スカイライン、セレナ、日産デイズ、日産デイズ ルークス、日産リーフ、ノート、フーガ。ちなみに認定基準は以下のようになっている。ノートやリーフとう日産11車種が衝突被害軽減ブレーキの性能認定制度を取得

  1. 静止している前方車両に対して50km/hで接近した際に、衝突しない又は衝突時の速度が20km/h以下となること。
  2. 20km/hで走行する前方車両に対して50km/hで接近した際に、衝突しないこと。
  3. 1及び2において、衝突被害軽減ブレーキが作動する少なくとも0.8秒前に、運転者に衝突回避操作を促すための警報が作動すること。ノートやリーフとう日産11車種が衝突被害軽減ブレーキの性能認定制度を取得

 官民連携で普及を進めている以下のサポカー(安全運転サポート車)の基準に比べるとやや心許ないところもある。

  • サポカーS・ワイド:被害軽減(自動)ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライト
  • サポカーS・ベーシック+:被害軽減(自動)ブレーキ(対車両)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置
  • サポカーS:低速被害軽減(自動)ブレーキ(対車両)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置

ノートやリーフとう日産11車種が衝突被害軽減ブレーキの性能認定制度を取得 しかし、まったく衝突被害軽減ブレーキ機能を持たないクルマに比べれば、間違いなく交通事故低減に貢献していることは間違いない。ちなみに、他の国産メーカーでは、スバル、スズキ、マツダが11車種。ダイハツは10車種、トヨタ8車種、ホンダ3車種、三菱2車種とメーカーによってバラツキがある。一見すると衝突被害軽減ブレーキに対するメーカーの取り組み方の違いのように思われるが、実際には国土交通省に認定の申請した車種数。つまり、申請はしていないが同等の衝突被害軽減ブレーキ性能を持っているクルマもあるわけだ。

 日産は「ニッサン インテリジェント モビリティの取り組みのもと、クルマの電動化、知能化を推進しています。今後も、運転支援技術を幅広い車種に搭載し、ドライバー支援を進めることで、交通事故低減を目指して参ります」とコメントしている。


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