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古いクルマこそ価値あり! エンジン制御用コンピュータのリフレッシュ内容と効果について

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: 増田貴広

ROMチューンしたECU点検・修理も可能

 

1)点火系回路アップグレード

 パワートランジスタにつながる点火系回路の抵抗を、金属皮膜抵抗に交換。抵抗の精度が純正の±5%に対し、±1%の高精度抵抗に変えることで、故障リスクが激減し、各シリンダーの点火時期が均一化されることで、レスポンスの向上も期待できる。

2)インジェクター駆動回路のトランジスタ交換

 インジェクター駆動時にスイッチの役割を果たすトランジスタアレイを交換。経年劣化を放置しておくと、特定のシリンダーに燃料噴射ができなくなり、エンジンに高負荷がかかったりエンストなどの症状が出る。

3)インジェクター駆動回路のアップグレード

 純正のインジェクター駆動回路のノイズ除去回路=スパナ回路のフィルムコンデンサ(100V)を、耐久性が格段に高いポリエチレン誘導体(450V)に交換。ヒューズ機能も内蔵しているので、他の回路に悪影響を与える心配もなくなる。

4)フューエルポンプリレー駆動回路の交換

 キャニーエクイップでは修理依頼がとくに多い箇所。フューエルポンプリレーを駆動するトランジスタ・ダイオードが壊れると、突然のエンジン不動に見舞われる。その原因となるトランジスタ・ダイオードをより高耐久性のものに交換するメニュー。

5)ROMリフレッシュ

 ECU内部のプログラムや点火・燃料マップなどが入ったROMを新品に交換するメニュー。ROMのデータ保持年数は概ね10年と言われるので、経年劣化でプログラムの整合性が徐々に失われる前に新品交換することで正確な制御と故障リスクを減らす。

 ROMチューン済みのECUの場合、チューニングされたデータを吸出し・書き込むことも可能。

 湯浅代表は「ROMチューンしたクルマのECUも、リフレッシュ、修理ともにお引き受けできますが、例外的にROMを樹脂で封印しているようなECUは対応できません」と話す。

 今回持ち込んだGT-RのECUは、ROMを樹脂封印したタイプではなかったので、リフレッシュに加え、上記のGT-R専用メニュー「Long Life with Relief」も実施してもらった。その結果は……。

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