北米NASCARトラック・シリーズ第18戦、日本人オーナーチーム HREが決勝戦進出に夢をつなぐ

北米NASCARトラック・シリーズ第18戦、日本人オーナーチーム HREが決勝戦進出に夢をつなぐ

トラック・クラスのレースで唯一のロードコース

 アメリカでもっとも人気のある自動車レース「NASCAR(以下、ナスカー)」で奮戦中の「Hattori Racing Enterprises (以下、HRE)」は、日本人の服部茂章氏がオーナーを務めるチームだ。そして、ナスカーで唯一の日本人オーナーチームHREが参戦中なのが、ピックアップトラックで競われる「2019NASCAR Gander Outdoors Truck」(トラック・シリーズ)だ。その第18戦がカナダ・オンタリオのカナディアン・タイヤ・モータースポーツ・パークで8月25日に開催。同チームの活躍をお届けする。

 2月に今シーズンが開幕し、全23戦で行われる同シリーズは、ここまで第16戦をこなし、第17戦からはいよいよ佳境ともいえるプレイオフ(最後の7戦、選抜上位ドライバーで競われるシリーズチャンピオン決定戦)の第1ステージに突入。第18戦(レース名「Chevrolet Silverado 250」)は、プレイオフ第1ステージの2戦目となる。

日本人オーナーチームHREが北米大人気レースNASCARのトラック・シリーズ第18戦に参戦 開催サーキットのカナディアン・タイヤ・モータースポーツ・パークは、カナダ・トロントの北東に位置するロードコースのサーキットで、全長2459マイル(3.957km)、10個のコーナーを持つ。ナスカーのトップ3カテゴリーの中で、トラック・シリーズのみ開催されている。トラック・シリーズは、ほぼオーバルコースで行われているが、唯一のロードコースでのレースとなる。3ステージ制となる今回の第18戦では、第1ステージ20周・第2ステージ20周、最終ステージ24周の計64周(約252 km)で競うこととなる。

 HREが今季起用するドライバーはオースティン・ヒル選手。ベースマシンはトヨタ・タンドラで、今レースでは日本のトヨタ系ディーラーであるウエインズグループのカナダ法人「Weins Canada Inc.」がスポンサード、そのイメージカラーをまとった仕様での出走だ(マシン名は#16「DON VALLEY NORTH TOYOYA/WEINS CANADA TOYOTA TUNDRA」)。

日本人オーナーチームHREが北米大人気レースNASCARのトラック・シリーズ第18戦に参戦 決勝前日となる8月24日(土)のフリー走行では、2回目のセッションで2番手のタイムをたたき出し、好調さをアピール。決勝日8月25日(日)午前に行われた予選でも6番グリッドを獲得(プレイオフ進出ドライバーの中では3番手)していた。

日本人オーナーチームHREが北米大人気レースNASCARのトラック・シリーズ第18戦に参戦

プレイオフ2ステージに進めるのは上位6位まで

 そして午後2時30分に決勝レースはスタート。第1ステージはポジションを上げて3位でフィニッシュ。16号車はここでピットインを行って24周目に7番手から第2ステージをスタートさせた。この第2ステージもマシンは好調さをキープしており、30周目に発生したイエローコーション後のリスタートで2番手までポジションアップして第2ステージを終える。

日本人オーナーチームHREが北米大人気レースNASCARのトラック・シリーズ第18戦に参戦 

 最終ステージに向けてHREは16号車をピットに戻すも、9台ものマシンがコース上にステイしたこともあって、この最終ステージは10番手からのスタートとなった。最終ステージでも16号車はポジションをあげていき、5位でフィニッシュした。そしてヒル選手はプレイオフのランキングで5位まで上昇した。日本人オーナーチームHREが北米大人気レースNASCARのトラック・シリーズ第18戦に参戦 今シリーズは、第17戦から3戦がプレイオフの第1ステージで、次の第19戦までにプレイオフ進出ドライバーの中で6番手までに入らないと、(プレイオフの)第2ステージに進めない。現在3位から6位までのドライバーのポイント差は僅かであり、気が許せない状況である。NASCAR Gander Outdoors Truckシリーズ、次戦は、913日(日)にアメリカ・ネバダ州ラスベガスにあるラスベガス・モーター・スピードウェイで開催される「World of Westgate 200」となる。

 


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