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アウディ 新型「RS7スポーツバック」披露! 流麗4ドアクーペに待望の激速モデル

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TEXT: 片山政弘  PHOTO: アウディ

2019年末ヨーロッパを皮切りに発売

 2018年に2代目にスイッチされたアウディの大型5ドアハッチバッククーペ「A7スポーツバック」。待望のハイパフォーマンスバージョン「アウディRS7スポーツバック」が発表された。

 やはり注目はそのハイパフォーマンスぶり。搭載されるエンジンは4リッターV8直噴ツインターボで、441kW(600馬力)/800N・m(81.6kg-m)という大パワー&高トルクを発生。アウディお得意の4WDシステム「クワトロ」を採用し、8速ティプトロニック(AT)を組み合わせる。

 0-100km/h加速はわずか3.6秒という俊足ぶり。最高速度は電子的に制限され250km/hにとどめられるが、「ダイナミックパッケージ」を選択すれば280km/hに、「ダイナミックプラスパッケージ」を選択すれば305km/hに変更できる。スーパーカー並みの動力性能をもつ4ドアクーペなのは間違いない。

 それだけではない。48Vの主電源を搭載するハイブリッドシステムを採用。それほどモーター走行に頼らない、いわゆるマイルドハイブリッド仕様だ。ベルト駆動式オルタネータースターター(発電機)を搭載し、減速時に最大12kWの電力を回生。55〜160km/hの範囲でアクセルオフすると、エネルギーを回生するかエンジンを切って慣性走行を行なうというもの。また、時速22km未満で働くアイドリングストップ機構も備わる。

 そして、エンジンにも秘密がある。高めのギアが選択されていてエンジンが低〜中負荷状態のときは8気筒エンジンの半分のシリンダーを休止し4気筒モードになる。いわゆる気筒停止であり、その状態でアクセルを踏み込むと即座にハイパワーな8気筒モードに移行。新型アウディRS7スポーツバックは、高性能だけではなくしっかりとエコな面にも対応している。

 定評あるクワトロ(4WD)システムも進化し、通常のトルク配分は前輪:後輪=40:60だが、どこかのホイールがスリップするとフレキシブルに配分を変化駆動力の最大70%を前輪に、最大80%を後輪に配分できる。「ダイナミックプラスパッケージ」で装着できるクワトロスポーツディファレンシャルでは、必要に応じ後輪左右のトルク配分も行なうという。

 シャシーも強化。足まわりはダンパーコントロール付きRSアダプティブエアサスペンションを装備し、3つのモードを選択可能で、自動車高調整機能も付く。120km/hを超えると車高を10mm下げ、逆に必要に応じて20mm上げる機能など多彩だ。

 さらにステアリングにはオプションでダイナミックオールホイールステアリング(四輪操舵)も装着可能。低速では逆位相に最大5度リアがステアし小回り性が高まり、高速走行では同位相に最大2度リアがステアし安定制を高める。ハンドリング自体もコンフォートやダイナミックなど6つの走行モードから選択が可能だ。

 スタイリングもA7とは異なる凄みにあふれるもの。全長は大台を超える5009mm、全幅は1950mmでベースのA7より少し大きい。全幅が40mm拡大したのはワイドフェンダーによるもので、275/35R21という極太サイズのタイヤが収まる(オプションで22インチも用意)。

 そして、グロスブラック仕上げでハニカム構造のラジエターグリルに、アウディの象徴「フォーシルバーリングス」もブラックアウト。リアにもブラックのディフューザーを備え、その左右に大径オーバル形状のマフラーが覗く。リアスポイラーは、100km/hに到達すると自動でせり上がる仕組みだ。

 インテリアも高級かつスポーティ。専用RSディスプレイを備え、空気圧、ブースト圧、油温などの情報を表示。大型アルミ製のパドルを備えたレザーステアリングにはマルチファンクションボタンを備え、シートはブラックパールナッパーレザーを採用する。オプションでRSスポーツシートも選べるという。

 RS7スポーツバックは、フランクフルトショーに出展され、2019年末からヨーロッパを皮切りに発売予定。日本発売はその後となる見込みだ。

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