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Sシリーズにも引けを取らない! スバルWRX S4 STI Sport GTコンセプトは市販化間近?

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TEXT: 今泉 史(IMAIZUMI Aya)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

ハイパワーエンジンと充実装備が魅力

 東京オートサロン2020に出展されたWRX S4 STI Sport GTコンセプトは、WRX S4 STI Sportのもつ快適性と安全性はそのままに、より特別感と走りを楽しくするアイテムを装備したコンセプトモデルだ。

 名機と呼ばれたEJ20エンジンと共に、生産終了となり終わりを告げたWRX STI(VAB型)。そのフラッグシップモデルにあたるWRX S4は、ハイパワーな直噴ターボ水平対向エンジンを搭載しつつも、扱いやす2ペダル(AT)仕様で、安全運転支援システム”アイサイト ツーリングアシスト”も備えることで、幅広い層に人気の機種。

 そしてSTIが専用の内外装と足回りをセッティングしたモデルWRX S4 STI Sportは、現在はWRXシリーズの最上級モデルに位置づけられている。

 今回出典されたWRX S4 STI Sport GTコンセプトは、エクステリアにBRZ STI Sport GT CONCEPTにも採用されたギャラクティックWRブルーメタリックというボディカラーに身を包んでいる。第3世代のWRブルーとして新たに開発された特別塗装色で、星空や宇宙、スバルのルーツである中島飛行機に由来する空への憧れをイメージして作られたとのこと。このボディカラーは現時点では参考出品であり、煌めきを強くしているそうだが、会場の反応が良ければ市販化を目指すようだ。

 また、細部にもSTIコンプリートカーのS207やS208などにも使用されていたグロスブラックカラーに塗装されたパーツを装着、フラッグシップモデルであることを示す高級感を演出している。

 他にもカーボン製の大型ウイングやトランクリップスポイラー、BBS製鍛造19インチホイールなどのスペシャルアイテムを数多く装備していた。

 インテリアは全体をシックなモノトーンにまとめ、RECAROシートの色使いも従来のSシリーズと異なり、シルバーカラーが基調となっている。

 カラーコーディネートは、WRXの走りを追求した性能を引き立てるイメージをより強調したもの。全体的にモノトーンでまとめることで、運転中に視界に入る情報を必要最低限に絞ることで、ドライビングに集中できるようにしたという狙いもあるという。全体をシックにまとめながらも、シートのサイドサポート部のファスナーにレッドカラーを添えたアクセントとRECAROロゴを配置することで、ドアを開けた時にアッと驚くようなお洒落な工夫も施されていた。

 走りについてだが、STIの手掛けるコンプリートカーの最高峰であるSシリーズを超える乗り味を目指し、フロントブレーキにはWRX S4では初となるブレンボ製6POTキャリパーを採用。

 さらに、注目すべきはS209で採用された「フレキシブルリヤドロースティフナー」の採用だ。すでに好評を得ているフレキシブルタワーバー、フレキシブルドロースティフナーでフロントまわりを固めているが、GTコンセプトではリアサスペンションの追従性にもこだわり、このパーツを採用している。

 フレキシブルリヤドロースティフナーは、トランク内部に積載物がある場合に荷崩れなどでスティフナー本体が損傷しないようガードバーも装備。トランク側から覗くとガードバーに守られているため、本体が見えない構造になっているのがわかる。またガードバーはSTIのコーポレートカラーであるチェリーレッドに塗装されており、隠れた部分にも作り手のこだわりが込められているのが分かる。

 Sシリーズにも引けを取らない乗り味と先進安全システム”アイサイト”などS4が持つ充実装備、それに特別な内外装を与えたWRX S4 STI Sport GTコンセプトは、市販化も十分あり得る仕上がりなのではないだろうか。

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