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応援しているチームの銘柄を吸った時代! 「JPS」「キャメル」「555」タバコとレースの切っても切れない関係

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: Auto Messe Web編集部,原田了,マツダ、ホンダ

2輪ロードレースやル・マン ホンダとともにF1でも活躍した「ラッキーストライク」

 マールボロ・マクラーレンとともに80年代後半のF1GPを席巻したホンダが、数年間のインターバルを経て再びF1GPに復帰した時、タイトルスポンサーを務めたタバコブランドはラッキーストライク(英国のブリティッシュ・アメリカン・タバコ=BAT)でした。

 ラッキーストライクはそれ以降、85年からマツダ737や757のスポンサーとしてル・マン24時間レースや全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権(JSPC)に参戦。

 さらに80年代後半から90年代にかけては、ヤマハやスズキのスポンサーとして2輪のロードレース世界選手権(WGP)でも活躍していました。

 そんなラッキーストライクが、コース上のバトルではないところで注目を浴びたのが、99年のF1GPでした。ラッキーストライクは、後で紹介する555と同様、BATのブランドでしたが、ブリティッシュ・アメリカン・レーシング(BAR)のタイトルスポンサーだったBATとしてはラッキーストライクだけでなく555のプロモーションも展開したい、との思惑から2台のGPマシンのうち、1台をラッキーストライク、もう1台を555、と2種類のカラーリングで走らせようとしたのです。

 ただし、当時のレギュレーションでは認められず、苦肉の策としてクルマの左半分にラッキーストライクの、右半分に555のカラーリングを施していました。

強いワークスはポルシェを初め「ロスマンズ」カラー

 F1GPからスポーツカーレースといった4輪のサーキットレースに限らずWRCから2輪のWGPまで、幅広いサポート活動を続けていたタバコブランドがロスマンズ(英国のロスマンズ・インターナショナル。99年にBATに統合)です。ロスマンズと言えば、まず思い起こされるのが、80年代のスポーツカーレースで圧倒的な強さを見せつけたポルシェのワークスカーをサポートしていたことです。

 F1GPでは90年代中盤にウィリアムズをサポートしていましたが、70年代から80年代序盤にはマーチやRAMをサポートしていたことも、古くからのファンならご存じでしょう。

 一方、WRCではフォード・エスコートやオペル・アスコナのスポンサーとしてトップコンテンダーの走りを支えていました。

 さらに2輪のWGPでは80年代中盤から90年代序盤にホンダのワークスチームにおいてタイトルスポンサーを務めていました。

 フレディ・スペンサーの鮮烈な走りは、今も脳裏に焼き付いている、というファンも決して少なくないでしょう。本当に幅広い活躍を見せていました。

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