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「鈴鹿」や「富士」はちょっと待て! 初心者はまず「ミニサーキット」に行くべき理由

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

怖い思いをせずに腕を磨ける

 自分の愛車でサーキットを走ってみたい。または、サーキットで練習を積んで、ドライビングテクニックを磨きたいといったときに、コース選びはけっこう重要だ。

 アクセスのいいところや、あるいはF1をはじめとするビッグレースを開催する憧れのコース……なども大事な要素かもしれないが、ビギナーなら鈴鹿サーキットや富士スピードウェイ、スポーツランドSUGOのような国際格式サーキットではなく、いわゆるミニサーキットがおすすめだ。

 1周1000m前後のミニサーキットは、全国におよそ50カ所ほどある。その大体が2速、3速がメインのテクニカルなレイアウトで、大きなサーキットよりもスピードレンジが低いため、比較的に安全といえる。サーキットごとにライセンスを取得したり、年会員になる必要があるところも多いが、会員になれば30分/4000円ぐらいで、気軽にフリー走行が楽しめるのがメリット(ビジターでも走れるところもある)。

 事前にインターネットで調べ、貸切走行などが入っていなければ、当日受付で走れるという気軽さは大きな魅力。また平日であれば、コースも比較的空いていて、「周囲に速いクルマが多くておっかない!?」といった思いをすることも少ないだろう。

最低限のメンテナンスだけクリアすればノーマルでOK

 コースがテクニカルなので、ハイパワー車でなくても十分楽しめるのもポイントのひとつ。さらに、止める、曲げる、加速するという三つの基本をメリハリをつけて繰り返し練習できることもテクニカルなミニサーキットならではの利点といえる。

 クルマの準備も特別なものは必要がなく、ブレーキパッドさえサーキット対応のものに交換してあれば、基本的にノーマルのままでもOK(最低限のメンテナンスは不可欠)。

 ヘルメットとグローブ、長袖長ズボンを用意すれば、ビギナーだって気軽にサーキットを楽しむことができる。タイムという基準があるので、自分の上達具合がわかるので、定期的に走りに行けるのが一番の理想だ。

 ビギナーなら、ある程度ランオフエリアが広く、少々オーバーランやスピンをしても、コンクリートウォールなどにぶつからないようなレイアウトで、なおかつ雰囲気のいいところを探すのが大きなポイント。入場料が無料のところも多いので、実際に走る前に一度現地に出かけて下見を行い、コースのスタッフにいろいろ話を聞いてみるといいだろう。

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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