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タイヤのわずかな違いで雰囲気激変! 軽バンの「アゲ」と「サゲ」に合わせるべき銘柄とサイズとは

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TEXT: 佐藤知範  PHOTO: Auto Messe Web編集部

この記事をまとめると

■使用目的によってタイヤ選びは重要
■ローダウン派は15〜16インチがオススメ
■リフトアップ派は14〜15インチがオススメ

軽バンは積載能力が高くホビーユースでも大活躍

 ビジネスカーとしてはもちろん、最近は遊びクルマとしても注目されている軽バン。維持費は安く耐久性も高く、何より余裕のある荷室スペースが魅力だ。その積載能力は乗用の軽自動車たちとは一線を画す。特にキャブオーバータイプでFRベースのエブリイとハイゼットカーゴはとにかく広い。ベッドキットを置いてアウトドアで活用しているユーザーもよく見かける。

 一方でFFベースで登場したN-VANも人気を獲得。乗用車に近い乗り味やピラーレス+スライドドア、低床設計などを武器に、エブリイとハイゼットの牙城を脅かす。スタイリングも商用バンとは思えないほど垢抜けており、お洒落に趣味を楽しめる1台として、アフターパーツ各社もさまざまなデモカーを作っていたりする。

 こうした軽バンたちはカスタマイズの方向性も多種多様。「サゲ」派もいれば「アゲ」派もいる。いずれにせよ、純正タイヤは軽トラ・軽バンの定番である145/80R12なので、商用車としての実用面はピカイチでも、見栄えが地味なのは否めない。ルックス向上を狙いたいなら、タイヤ&ホイールを換えるのが基本となる。

 ということで、軽バンにどんなタイヤが適しているのか、ローダウン向け/リフトアップ向けのおすすめサイズをそれぞれご紹介。元タイヤメーカー社員という経歴を持つ、カスタムショップ・Sスタイルの菅原さんに教えてもらった。

 なお今回紹介するタイヤサイズは、「物理的に履ける/履けない」「似合う/似合わない」を基準にしたもの。耐荷重やタイヤの外径差、ホイールのサイズなど、さまざまな理由により車検に通らないケースもある。この辺は地域や検査官によって温度差もあるため、気になる人は地元の検査協会にお問い合わせを。

【ローダウン編】15/16インチがメインとなる

 まずはローダウン向けから。軽バンは基本的にリアのストローク量が小さく落としにくい。一般的なFFベースの軽自動車なら社外のリアアクスルに交換することで落とす技が一般敵だが、FRベースのエブリイやハイゼットカーゴでその手は使えない(N-VANなら可能)。ダウンサスなら3センチ前後か、車高調に換えてもせいぜい5~6センチダウンが日常使いできる限界だろう。これ以下だと最低地上高の確保も危うくなる。

 だがそのくらいであれば、使い方や路面状況にもよるが、ローダウンしてもタイヤがインナーに干渉するリスクはそれほど高くはない。タイヤ外径は純正同等~ちょい大きいくらいでも許容範囲だ。

 インチ数は13~17インチまで装着可能だが、今回はボディとのバランスが良く、インチアップ感も味わえる15/16インチで考えたい。一応、13/14もキャル系やクラシカル系のイジりにはハマるし、17インチも日常使いではリスクは高めながら履けないこともない。

純正外径に近い165/50R15が履きやすい

 15インチの場合、本命サイズは165/50R15(外径546ミリ)。純正の145/80R12(外径536ミリ)に外径が近く、「タイヤのラインナップも豊富。国産品も海外品もたくさん揃っているので好みで選べます。また15インチは軽自動車向けの社外アルミホイールも多く出回っており、ビギナー向きでもあります」とSスタイルの菅原さん。

 もうワンサイズ下だと165/45R15(外径529ミリ)があり、外径は純正よりも小さくなる。標準的なローダウン量では物足りない、もっと落としたいという人向きだが、国産タイヤに設定はなし。「海外モノでは以前はピレリがありましたけど、今はアジアブランドしか出ていないじゃないかな。このサイズはしっかり落とさないと足元がスカスカに見えるので、あまり一般向きのサイズではないですね」。

 タイヤ銘柄の多さでは165/55R15(外径562ミリ)もかなり選べる方だ。これはタントカスタムのRS系や、N-BOXカスタムのターボ車といった軽自動車の上位グレードに純正採用されているサイズ。需要が高いので商品数も多いが、外径がやや大きめなので、ノーマル車高や軽いローダウンに向いている。

16インチの選択肢はあまり多くはない

 16インチといえばコペンやS660、ジムニーにダイハツ車のカスタムグレードといった、ごく一部車種を除き、軽自動車には採用されていない大口径サイズ。見た目も15インチとは1インチの差とはいえ、印象はかなり変わる。足元にインパクトを出したいなら16インチもアリだろう。

「インチアップしてもタイヤ外径は同程度に抑える必要があるため、偏平率は小さくなります。必然的に16インチではタイヤが薄くなるので、その分ホイールが存在感を主張する感じになる。だからホイール選びも重要になります。16インチも15インチに劣らずバリエーションは豊富ですので、じっくり考えて好みの1本を探して下さい」。

 定番サイズは165/45R16(外径554ミリ)。純正より18ミリ外径が大きくなるが、よほど落とさない限り干渉の心配はないだろう。165/50R15や165/55R15並みとはいわないまでも、国産/海外問わずラインナップも多い。

「165/40R16(外径538ミリ)の方がよりコンパクトで純正外径に近いのですが、国産ではヨコハマのSドライブくらいしかなく、他はアジアン系ばかり。例によって、ある程度落とさないとスカスカ感も出てしまいます。乗り心地的にも165/45R16の方がおすすめです」。

 軽いローダウンorノーマル車高のままであれば、定番からワンサイズ上の165/50R16(外径571ミリ)も候補に入ってくる。ただ、軽バンのタイヤハウスやフェンダーアーチは一般的な軽自動車よりも狭い。真っ直ぐ走る分には平気でも、ハンドルを切ったり段差に乗り上げた際にタイヤがインナーに当たる可能性もある。十分注意しよう。

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