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負けられない戦いがある! 軽自動車だらけの200マイル耐久レース「TAKASU.66」開幕

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

波瀾万丈のレース展開が繰り広げられる

 この日、朝からどんよりをした雲が上空にかかり、ホームストレートでは向かい風となる南東からの非常に強い風が一日中吹き付ける荒天となった。午前9時10分から20分間の練習走行の後、決勝グリッドを決める5分間のみの予選セッションを実施。

 2回の予選はドライバーが交代してアタック。合算した速いタイム順でグリッドが与えられた。そして10時半、ローリングスタートで210周の決勝レースがスタート。

TAKASU.66 CHAMPIONSHIPの様子 オープニングラップはポールポジションを取ったTC-1クラスの「#80 アールエイト倶楽部(アルトワークス/HA23V)」がトップで帰ってきたものの、1周目を走り終えたところで一気にペースダウン。代わってTC-2クラスの「#26 グループホームシルクセロ(トゥデイ/JA4)」がレースを引っ張っていく。

 それを「#68 ハーテリーTIGRE(TC-2/アルト/HA23V)」、そして「#55 LINE UP WITH BOLD(TC-2/アルト/HA36V)」、「#6 TSコルセ(TC-7/アルト/HA23V)」が追いかける展開からスタートした。

TAKASU.66 CHAMPIONSHIPの様子 まもなく1時間が経過するところでポールポジションを獲った80号車にトラブルが発生。フロントのハブが折れて最終コーナー出口でマシンを止めざるを得ない状況。そしてセーフティカーが導入され、このタイミングでピットロードオープンとなり多くの車両が続々とピットイン。

 このコンマ66ではピットイン&ピットアウトの際は、ピットロードでの一旦停止ルールが設けられピットへ戻る車両の列が最終コーナーにまで伸びる展開となった。

TAKASU.66 CHAMPIONSHIPの様子 また、給油制限もあり、この日の給油開始はレースがスタートするまでNG。決勝レース前の練習走行から予選、決勝でも限られた燃料で走るため、練習走行や予選をスキップするチームもあるほど。給油作業も最低6分の停止が課せられるため、同一ドライバーの連続周回可能数60周というレギュレーションを戦略的に活用しながら、レースの進行をにらみながらの給油計画が必要になる。

 スタートから2時間半が経過した午後1時。給油するチームも増えてきて給油ポイントには渋滞が始まっている。耐久レースならではの作戦の成否がここの辺りで決まってくる。

TAKASU.66 CHAMPIONSHIPの様子 路面状況は好転せず雨は時折激しく打ち付ける展開のなか、徐々に上位勢が固定されていく。ドライバー交替のたびに入れ替わっていたトップ争いも、徐々に55号車がトップを堅持する展開。そんななか常連チームの2台が最終コーナーで接触しそのままグラベルでストップしてしまった。

 給油やドライバー交替を予定していたチームは、ここぞとばかりにセーフティカーの導入を見越して一気にピットロードへなだれ込む。そしてこの日2度目のセーフティカーランになるも、各チームの判断が早かったこともありピットロードオープンとなっても戻ってくる車両はおらず、大きな混乱もなくレースは再開された。

TAKASU.66 CHAMPIONSHIPの様子 この2度目のセーフティカー導入を機に、天候は回復。路面コンディションも少しずつ良くなって、ここからラストスパート。TC-6クラスをトップで快走中の「#3 SUNDAY‘Sレンタ3号(TC-6/ミラ/L275V)」が右リアタイヤが外れるトラブルが発生する混乱もあり3度目のセーフティカー導入。

TAKASU.66 CHAMPIONSHIPの様子 そしてセーフティカーが解除されると、総合順位で2番手につけていた26号車が自己ベストを更新しながらのトップを猛追。最後はアルトの最新モデルと、この日参戦の最古参モデルであるトゥデイという時代を超越した新旧勝負となった。しかし、トゥデイがあと36秒というところまで迫ったものの、アルトが200マイルをトップで走り切り、開幕戦は「#55 LINE UP WITH BOLD(TC-2/アルト/HA36V)」が真っ先にチェッカーを受けた。

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