サードパーティ製の拡張キットで利便性を高めることが可能
また前述したように、音楽用の再生プレーヤーやテレビ放送を観るため地デジチューナーを用意しなければならず、また、スマホエンターテインメント機能を拡張するにはそれなりの負担が生じることも予め考慮しておくべきだ(機種によっては拡張できないモデルもある)。 ちなみに筆者が初めてディスプレイオーディオ“らしきもの”(当時はそんな呼び方があったのかどうか?)に出会ったのは2014年10月にカロッツェリアから発売された2DIN機「SPH-DA700」だったと記憶している。この2014年は「「Apple CarPlay」が登場した年で、市販カーエレクトロ製品として国内で初めて対応したモデルだった。
メリット&デメリットを知れば活用法は無限大に広がるはず!
それから約10年、今やディスプレイオーディオは自動車メーカーの純正品だけではなく、アフターパーツ市場でも多彩な製品が顔を揃える。名の知れたメーカーばかりでなく、サードパーティ系も多く出回り、機能や性能はさまざまで価格帯も幅広く、どの機種を選んでいいのか迷うところ。
もちろん自分の使い方に合った製品を選ぶことが大切だが、よくわからなければ自動車メーカーの純正品に頼るのもひとつの手だ。
例えばトヨタ車なら、いざという時にドライバーをアシストしてくれる「T-Connectサービス」の利用が可能など、プラスアルファのメリットが得られる。
ここまで簡単に説明してきたが、まったく初めての方に向けて少し乱暴な言い方をすれば“スマートフォンの操作パネル”くらいに思って、まずはディスプレイオーディオに接してみてはいかがだろうか!