「体重が軽いヤツが速い」は本当か? サーキットでよく聞く「都市伝説」の真相を暴く (1/2ページ)

「体重が軽いヤツが速い」は本当か? サーキットでよく聞く「都市伝説」の真相を暴く

聞いたことはあるけど確証はない噂について検証

 サーキットを走る人にとっては常識であっても、真偽はイマイチ知られていない『都市伝説』の数々。昔から語り継がれているだけあり信憑性は高そうだが、テクノロジーの進化や新たなテクニックの登場により、通用しなくなったり違う結果になることがあるかもしれない。代表的なエピソードをいくつか挙げて検証してみよう。

「カートは体重が軽い方が速い」は本当か?

 まずは免許がない人でも気軽に楽しめるカートの話から。軽ければ軽いほど加速やブレーキが有利になる、カートでも普通のクルマでも疑う余地はない。

【関連記事】「ドリフト禁止」のサーキットはなぜ増えた? 「騒音」だけじゃない一部のモラルの低さが原因でした

K-tai2021画像はこちら

 ただし軽量化やパワーアップの手段が多いクルマに対し、カートはほぼイコールコンディションに近い状態なうえ、元々の重量がクルマとは比べモノにならないほど軽い。そのためドライバーの体重が速さに与える影響も非常に大きく、とあるカート場では「体重が10kg違うとタイム差は0.5秒」なんて言われている。K-tai2021画像はこちら

 当然ながらコースの長さやレイアウトにもよるし、運転の技術を体重差だけで凌駕できるはずもない。とはいえ同じドライバーにウエイトを取り付け、まったく同じ走りをすれば間違いなく重いほうが遅いはずだし、タイム差は一般の乗用車よりも大きいと思われる。0.5秒だとしてもカートコースは500~1000mがほとんどで、対して本格的なサーキットは3000mオーバーなので、距離で換算するとまったく勝負にならないレベルの差だ。K-tai2021画像はこちら

 カートでよく聞く「どうしても小学生に勝てない」という話は、コース慣れやテクニック以上に体重差のせいといえるだろう。