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カッコいいのに何故? 出せばヒット間違いなしの「日本で売ってない国産SUV」4選

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 日産自動車/本田技研工業/三菱自動車/マツダ

三菱パジェロスポーツ(東南アジア向け)

 最後に紹介するのは、三菱パジェロスポーツだ。国内向けにはすでにないパジェロブランドだが、海外では依然、人気の本格ミッドサイズSUV。日本ではかつてチャレンジャーの名前で販売されていたモデルであり、おもにアジアで販売が継続されている。

三菱パジェロスポーツのフロントスタイリング

 2021年2月にはインドネシアで新型が発売され、パユーユニットは2.4Lディーゼルターボ+8速AT。2WDと4WDがあり、4WDはスーパーセレクト4WD-IIが採用され、オフロードモードも完備する。インドネシアの道路環境に合わせた仕様となっているようだ。

 3列シートを備えるボディサイズは全長4825×全幅1815×全高1835mm、ホイールベース2800mm。全長はやや長めだが、車幅は日本でも扱いやすいサイズだ。日本のパジェロファンのために、少数でもいいから導入してほしいもので、アウトドアに似合うことは間違いない。

 ただ、今は電動車のアウトランダーとエクリプス クロスのPHEVが国内の主役であるため、ディーゼルエンジンのみのパジェロスポーツの導入は、極めて現実的ではないだろう……。決定的なのは、顔つきの迫力や先進性など、もはや弟分のはずのアウトランダーのほうが上だから、ヒエラルキー的にもパジェロスポーツを日本で展開することは難しいと思える。

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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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