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60台が丸一日走りっぱなし! 谷口信輝選手登場! Kカーだらけの人気走行会をリポート

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

  • 軽自動車で攻める谷口信輝選手
  • 参加者とコミュニケーションを取る谷口信輝選手
  • 軽自動車で攻める谷口信輝選手その2

今回で10回目を迎えた軽オンリーの走行会

 12月29日(水)、京都の軽スポーツカー専門店NAVIC(ナビック)主催の「ナビック年忘れマッタリ練習会2021」が三重県鈴鹿市にある、モーターランド鈴鹿で開催された。毎年恒例となっているこの軽自動車オンリーの走行会は、今回も計測器のマックスとなる60台の参加があった。

 チェッカーフラッグは振らないということをコンセプトに、淡々と走るこの走行会。各参加者が自分の走行枠を確認して走行し、チェッカーが振られなくても自分の走行枠が終わったことを確認したらピットに戻る。コース上に車両が走行していない時間を減らし、目いっぱい走ってもらいたいという願いが込められている。

 一台の車両を何名かでシェアする参加者もあり、同乗走行も可能となっているため学ぶ場として活用するのもあり、ひたすら走って練習をするのもあり、と、それぞれが目的を持って参加している印象だ。昼休みと一日の終りの2回のみチェッカーフラッグが振られ、大きなトラブルもなく年末の一日となった。それでも初心者向けにカルガモ走行での講習走行も行ったり、昼休み明けには各クラスでタイムアタックの時間も設けられ、その結果で表彰式も行われた。

ゲストはこの走行会初参加の谷口信輝選手!

 毎回、ゲストを呼んで盛大に行われるこの年末恒例の走行会も今回10回目を数えるということで、特別ゲストとしてやってきたのは谷口信輝選手。スーパーGTなどで活躍する国内トップドライバーのひとりである。Kカーでのサーキット走行経験がないわけではないが、こういった軽オンリーの走行会への参加は初めて。

 まずは会場を周って各参加者の車両を見て回ったりして話を聴き、さらにショップのデモカーを含め、5台のKカーでサーキット試乗を行った。初めてのコースに初めての車両であるにもかかわらず、参加車両が走行しているなかをかき分けながら、ベストとまではいかないものの、良いタイムで走行を重ねていく姿を見て、参加者から「さすが!」の声が上がる。状況が許せばもっと攻められることを匂わせながら、「オーナーには敵わなかったけど、安全マージンを取っていますから(笑)」とタイムについてはコメント。

 そして試乗を終えて谷口選手は、

「初めて軽自動車ばっかりの走行会に来ました。いろんなクルマを見てお話聞かせてもらったりしたんですけど、ものすごい低予算で始められるんですね。まずベース車が安い、チューニング自体も安い、と聞けば聞くほど低予算でできることがわかりました。スタート価格が50万円とか、つぎ込んでも100万円いかないところ。で、車種もそれなりにたくさんあるので、ちょっとクルマ遊びしてみたいなって人にピッタリ」

軽自動車で攻める谷口信輝選手

「それでいて、ハコこそ違えど、まぁまぁ同じようなものをみんな使っていて、そういう意味ではワンメイクに近い面白さもありますし、実際に乗ってみると、(イメージとは違って)充分にスポーツ走行をエンジョイできる感じ。もちろん、パワーはないですが軽いし、ロードインフォメーションがドライバーにバシバシ伝わってきます。もちろん、高級車のソレはないですが(笑)」

「どこまでいっても軽自動車だなって感じですが、運転をするというところでいうと、路面からドライバーまで、そしてそれを返すインフォメーションの伝達が、間に入るものがシンプルなので、ちゃんと感じられて、操作した入力が瞬時に反映されて、そういう意味では面白いし、スポーツドライビングを楽しめる。高級感と圧倒的なスピードや馬力はないけれど、運転する楽しさは十二分にあると感じました」

軽自動車で攻める谷口信輝選手その2

「基本こういう遊びって、Kカーでもこういうふうにすれば面白く使えるじゃんっていう自己満足の世界ですが、この場に来たら、コミュニティがこれだけ広がっていて、(Kカーを楽しむ)仲間とか、一緒にやっているその楽しさもあるし、ワンメイクの雰囲気もあって、まぁまぁ、この世界もできあがってきているなと感じます。もちろん、ここには(高級車と違って)利幅の薄い軽自動車に特化したショップの人たちの努力もあると思います。でもこれだけコミュニティができあがっていれば、これはこれでありだな、と思います」

とコメントしてくれた。

参加者とコミュニケーションを取る谷口信輝選手

 また、昼休みの時間にはミニ・トークショーも行われ、スズキ・ツインをヤフオクで入手した経緯や、レストアしながら、エンジンまでしっかり仕上げているという現在の状況など、自虐ネタを交えながら自身のKカーライフを語ってくれた。

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