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どうせイジるなら「ちょい古」が最高! いま狙いたいカスタム派御用達なクルマ6台

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TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: トヨタ自動車/Auto Messe Web

スポーツカー代表:トヨタ86&スバルBRZ(先代前期)

総額150万円の初期AT車がイチ押しだが希少なMT車も捨てがたい

 年式を考えれば本来安価になるべき、ミレニアム以前のスポーツカーの中古車相場高騰が著しく、それ以降のスポーツカーも徐々に値段を上げている昨今。そのような状況のなかでプッシュしたいのは、2021年のフルモデルチェンジで旧型になったばかりの86&BRZだ。

トヨタ86の走り

 2021年中盤ごろまでは新型への不安感を含めて高値をキープしていたが、新型GR86のデリバリーが始まった昨年末くらいからジワジワと値段を下げつつある。スポーツカーゆえに荒く扱われている個体が多いかといえば、じつはそうでもないようだ。専門店によると「思った以上に大切に乗り続けられている個体が多い」と聞く。

 最近の傾向はAT車とMT車の中古車相場に開きが出てきたことだ。今や車両状態のよい200万円以下のFRのMTスポーツカーは、先代86&BRZが代表格ということもあり、同年式、同様のコンディションなら30万円以上の開きがある。

 まずAT車だが、順調に値段を下げており、程度良好の初期型(修復歴なし、5万km以下)が新車の半値以下となる総額150万円前後、2016年以降の後期型でも総額200万円で見つかる。セレクタリーカーとして、イージーに楽しむスポーツカーとしてならいい買い物だ。

BRZのAT車

 対するMT車は総額180万円を見ておきたいところ(修復歴なし、7万km以上)。総じてAT車のほうが程度はいいが、希少な3ペダルで操るMT車はやはり捨てがたいところ。また、廉価版のG/Rグレードなら安く買えるが、装備面で見劣りするので、走るクルマと割り切る以外はオススメできない。86ならGT以上、BRZならS以上がマストだ。全体的にはBRZのほうが86よりも若干安いが、タマ数は86のほうが圧倒的に多く(約3倍)、選択肢は幅広いので悩ましい。

86GTグレード

 マーケットには数多くのパーツが出揃っており、サーキット仕様からドレスアップ仕様まで思うのまま。中古車もサス、ホイール、マフラーといったライトチューンが施されている個体も多く、好みのパーツが装着されていれば、今後のカスタマイズ費用が抑えられるメリットがある。気軽に楽しめるMTのFR車として注目が集まりつつあるので、今後はふたたび値上がる可能性は大。手に入れるなら今がチャンスかもしれない。

BRZの走行シーン

SUV代表:トヨタ・ハリアー(先代)

先進機能&装備充実の最上級モデルを総額200万円で選びたい

 ここ数年、人気のカテゴリーであるSUV。世界中の主流といえるクロスオーバータイプから最近再注目のランドクルーザーを筆頭とするクロカンタイプまで、多くの車種の高値が続いている。

 そのなかで値落ち傾向が著しいのが、モデルチェンジ間近の日産エクストレイル。2013年デビューなので今年で9年目だ。ライバルが新型になっているので、商品力として見劣りするのは致し方がないが、3年落ちの2019年式、プロパイロット付きの上級Xi4WD(直列4気筒2Lガソリン車)でも、総額200万円以下で選べる。確かに魅力的だが、現行車を買うなら2022年に発売が予定されている新型登場以降のほうがいい。つまり現在は待ちだ。

エクストレイルガソリン車

 では、カスタムベースと考えたときに同様の予算で何を選ぶか? 所有する満足度を優先し、国内販売の国産車では高級クロスオーバーとして支持を得てきた3代目ハリアーを推したい。これは前述したアルファードと同じで、他の追随を許さない独自の存在感、所有する満足がある。しかも、4代目のヒットで少し流通台数も増えてきた。

先代ハリアー

 2020年に登場した4代目に比べるとデザインはオーソドックスとなったが、洗練された佇まいでありながら、やや全高が高くSUVらしさも感じさせる絶妙なフォルムは今見ても古さを感じさせない。

 インテリアもプレミアムSUVに相応しい上質感とクーペのようなスポーティさを上手に融合。登場は現行エクストレイルと同じ2013年だが、高級感は明らかに上であるし、新型登場以降であっても鮮度も相場も大きく落ちていない。

先代ハリアーのインテリア

 予算200万円で選ぶならば、2014~2015年式の2.0プレミアムアドバンスパッケージの4WD(直列4気筒2Lエンジン)をレコメンドしたい。7~8年落ちとなるが、先進運転支援システムを標準装備するほか、JBLプレミアムサウンドなど装備が充実しているのがポイント。上位グレードのプレミアムと新車時50万円以上の価格差があったが、中古車では10~15万円程度の価格差なので、最上級グレードを選ばない手はない。走行距離は多くが7万km以上となるが、ホワイト、ブラック、ガンメタ以外を選べば、もう少し走行距離の短い個体が見つかる可能性はある。

先代ハリアーのフロントスタイリングイメージ

軽自動車代表:スズキ・アルト(先代)

新型にMT未設定の影響か相場は上昇機運

 最後は軽自動車。普通車に比べて維持費、パーツ代が安いことで、1/1のプラモデル感覚で自分好みに仕立てクルマ趣味をエンジョイしている人も多い。単にドレスアップが軸ならば流行りの軽トラ(ハイゼット、キャリーなど)となるが、今回はスポーツして遊ぶことを優先し、先代アルトをプッシュしたい。もちろん、車検対応の範囲で少し車高をアップした、現在のカスタムトレンドのひとつであるアゲスタイルも良く似合うのだが。

先代アルトのイメージ

 2014年に登場し、数少ないマニュアル車を用意。さらに新時代のプラットフォーム「ハ―テクト」の採用で約60kgダイエット。もっとも重いワークスのATで740kg(ちなみにMTは670kg)と、イマドキの軽自動車のなかでは最軽量であることもポイントが高い。

アルトのMT

 2015年12月に登場したトップグレードであるターボのワークスは、すでにチューニングだけでなく、先進機能の対応策まで含めて速く走らせるための解析は完成している。パワーは現時点でノーマルの3倍に迫る、170psまで引き出すことが可能。上級車を楽々かもる激辛ホットハッチとして、サーキットからストリートまで下剋上的に走る喜びを満喫できる。

アルトワークス

 もっとローコストで走って遊びたいなら、NAセダンのFかバンのMT車もあり。エンジンは49ps/5.9kg-mとターボに比べると明らかに非力だが、車重は610kg(直接的なライバルであるミライースと比べても40kg軽い)なので、乗れば想像以上によく走る。何よりパワーを使い切る楽しさに溢れているのが一番の魅力だ。

アルトバン

 こちらもターボ同様、制御系の解析もひと通り終わっているので、サスとブレーキ、タイヤ&ホイールの交換程度でサーキット遊びを楽しめる。東北、関西を中心に人気の高い軽自動車レースで今後の主力車種として考えられており、ますます盛り上がっていくはずだ。

 肝心の中古車相場は、2021年まで順調に下がっていたのだが、新型にMTの設定がなくなったことが判明すると一転上昇傾向に。すでに各モデルとも今年1月に入って10万円程度アップしている。ワークスは総額100万円以下の個体がほぼなくなり、相場の中心は5万kmで130万円、FとバンVPの下限は総額30万円~で、中心は50万円となっている。これまでのほかのMT車スポーツモデルの動向から想定すると、今後さらに中古車相場がアップする可能性があるので、狙っている人は即決断したほうがいい。

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