空気圧ひとつでクルマの特性もタイムも変わる! お手軽だが超奥深い「タイヤの空気」の話 (1/2ページ)

空気圧ひとつでクルマの特性もタイムも変わる! お手軽だが超奥深い「タイヤの空気」の話

この記事をまとめると

  • サーキット走行のための空気圧セッティングを解説
  • メーカー指定の空気圧をキープするのが基本中の基本
  • それと別に現代のハイグリップラジアルには美味しいゾーンがふたつある

指定空気圧は「冷間時」の数値となっている

 タイヤの空気圧はハンドリングを激変させるセッティングであり、ミスすればタイヤのバーストからのスピンなど、大事故にも繋がりかねない重要な部分である。まずは、クルマのドアなどに書かれている自動車メーカーによる空気圧の指定値に合わせるところから始めたい。

 メーカー指定値は「冷間時」の数値となっている。つまり、走行前のタイヤが冷えたときに指定値にしておきましょう、ということだ。これが走るとタイヤと内部の空気が温まり、空気圧は高くなる。高速道路を30分ほど走れば、トレッド面はほんのり温かくなり、空気圧は10~15%ほど上がっているだろう。こちらは「温間時」の空気圧だ。

メーカー指定のタイヤ空気圧がまずすべての基本

基本編:メーカー指定空気圧を小まめにキープ

 サーキットでも同様に、まずタイヤが冷えている状態で自動車メーカーの指定値に合わせてコースインする。数周走ってタイヤが温まってくるとグリップ力が高まり、ステアリングは重くなり、よく曲がるようになってくる。

 そうしたら一旦ピットインして、また空気圧を測る。例えば指定値が2.2kg/cm2で、コースイン時にこの空気圧からスタートしたら、2.5や2.6kg/cm2どころか、3.0kg/cm2を超えてしまうこともある。上がっていた分をまた2.2kg/cm2まで下げる。またしばらく走ってピットに入ったらまた指定値まで下げる。これを繰り返して、純正指定値に近い空気圧で走る。これが基本だ。

 ちなみにサーキットから帰るときには、空気圧は1.5kg/cm2くらいまで下がっていても不思議ではない。必ず冷間時に自動車メーカー指定値に戻してからサーキットを出るようにしてもらいたい。

サーキットでは小まめに空気圧を純正の指定値に近づける

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