還暦過ぎてマスタングを購入! たった128万円でバラ色になった第二の人生のリアル (1/2ページ)

還暦過ぎてマスタングを購入! たった128万円でバラ色になった第二の人生のリアル

この記事をまとめると

  • 若いころからの憧れだった「フォード・マスタング・コンバーチブル」
  • 初代は手が届かないが、その雰囲気を再現した5代目の格安車を入手
  • 国産車に比べれば故障は多いが、欧州車と比べてとくにヒドイわけではない

初代の面影を継ぐ5代目マスタングを128万円でゲット

 しかし、ビンテージカーの価格高騰は周知のとおり。予算内で程度のいいタマは出てこない。ようやく見つけた400万円の個体を福島まで見にいったが、残念ながら胸はときめかなかった。むしろ試運転をしてみると、マニアでもないぼくが50年以上前のクルマを維持できるか不安が大きくなった。屋根はあるとはいえ、マンションの駐車場じゃ満足なメンテもできそうにない。

写真は1967年式マスタング・コンバーチブル

「やっぱり無理か」と、夢を諦めかけたとき、突如、いいアイデアが浮かんだ。それが2005年デビューの5代目マスタング。初代のデザインを再現し、当時「リビングレジェンド」と呼ばれて話題になったモデルだ。そういえば、アメリカで大ヒットして街なかでよく走っていたなぁ。さっそく調べてみると、180万円くらいが相場のようだ。しかし、エアロパーツがついていたり、おかしな色に塗装されていたりで、なかなか「これだ!」という一台に巡り合わない。そもそも、国内ではファストバックやクーペまで選択肢を広げてもタマが少ない。

 探し始めて1年以上経ったとき、ポンと現れたのが現在の愛車だ。2009年式の前期型で、V6 4.0L搭載、走行距離は9万1000km。プライスは破格の128万円だった。安価の理由を聞いてみると、在庫車のテイストを変える計画があり、処分のため値下げしたばかりとのこと。試運転も問題なし。インテリアも走行距離のわりにきれいだ。やっぱりクルマって出会いだよなぁ。もちろん、即決しました。

2009年式5代目マスタング・コンバーチブル、車高を下げる前の姿

車高を落としピンストライプを入れてイメージアップ

 純正の5スポークはイメージどおりだったが、いかんせん車高が高すぎる。ここは譲れないポイントなので、さっそく「MOONEYES」にサスペンションをオーダーし、お友達の「習志野自動車」で作業をしてもらった。9万円なり。ボディのツヤはまずまずだが、フロントバンパーだけやたら傷みが激しい。脱着して再塗装し、7万円。さらに、シンプルなピンストライプを入れてもらった。これが1万6000円。

「MOONEYES」のワイルドマン石井氏のピンストライプがアクセント

 おお、かなりカッコよくなったぜ! ちょうど春先だったので、コンバーチブルでのドライブが楽しい。友達を乗せて走ると、「コンバチ、いいっすね」「オレ、初めてですよ、コンバチ」と評判も上々。「だろ~」と、得意満面になりました。

テールライトもお気に入り。この後、徐々にレンズが斜めになって初代の意匠がスポイルされる

燃費はV6アメ車としては上々(?)の6~7km/L

 エコエコの時代に逆行するように選んだアメ車だが、満足度はかなり高い。まず、エンジン音がいい。最近のクルマの吐息のような微音はいただけません。お前、大丈夫? と聞きたくなる。そして、FRならではの加速感。遠くまで出かけたくなる、運転の楽しさを取り戻した感じだ。

純正の5スポークと野生馬のエンブレム

 もっと取り回しに苦労するかと思ったが、意外と小回りが効くのもいい。細い路地に迷い込んでも困ることはない。強いて言えば、バックのときの視認性が最悪。たまに代車で軽自動車に乗ると、「こんなに見えるのか!」とびっくりするが、それくらいで文句を言うつもりはない。気になる燃費は市街地走行で6~7km/L。前車の「VWポロ」に比べればかなり劣るものの、年間走行5000km未満なのでオッケーとした。

インパネ、ダッシュボードのデザインも初代を意識する

これまで新旧のVWばかり乗り継いできた筆者だが、還暦を過ぎて憧れのアメ車「フォード・マスタング」に乗りたいと決意。初代は手が届かないので、その雰囲気をうまく再現した5代目を中古で格安ゲット。修理代や燃費はどんなものか、正直なレポートをお届けする。