「夏になってから」は間違い! サーキット走行をするなら今すぐの「冷却対策」が必須だった (2/2ページ)

オーバーヒート対策03:【応用編】
高性能ラジエータキャップ
&ローテンプサーモスタットへの交換

 続いてはラジエータキャップ。クーラントが沸騰しないようラジエータ内に圧力をかけるアイテムで、ノーマルの開弁圧が0.9~1.1kgf/cm3なのに対し、社外品は1.3kgf/cm3前後だ。次に試したいのはローテンプサーモスタット。エンジンとラジエータの間にある水門のようなパーツで、水温が低いときは弁を閉じてエンジン内だけでクーラントを循環させ、高温になると弁が開きラジエータを含めて循環させ冷却能力を高める。アフターパーツは弁の開く温度が純正より低く設定され、流量が増えるタイプもあるので自分に合った商品を選ぼう。

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オーバーヒート対策04:【上級者編】
大容量ラジエータへの交換

 ココまでやっても足りなければ最終手段、ラジエータ本体の容量アップとなる。材質はアルミまたは銅がスタンダードで、サーキット仕様では軽量なアルミ製が人気。コアの厚みも2層や3層から選ぶことができるが、厚くなればなるほど本体の重量が増えるのに加え、クーラントの量が増えて重くなるのを忘れずに。とくにラジエータは車体の最前方にレイアウトされることが多く、運動性能に大きく関わるオーバーハングの重量増は避けたいところだ。大容量ラジエター画像はこちら

【まとめ】適度なクーリングラップを取ることも重要なオーバーヒート対策になる

 以上が機械的な部分でのオーバーヒート対策。もっとも予算の問題で冷却系の強化が不十分なままだったり、サーキットを走って初めてキャパ不足に気付くケースもあるはず。そんなときは適度にクーリングラップを挟むなど、走り方を工夫してオーバーヒートを防ごう。レースじゃない限りいつどんなタイミングで休憩しても問題ないし、ドライバーの体力や集中力を考えてもつねに全開はリスクが大きすぎる。お金はかからないうえブレーキや人間にも優しい、最高のオーバーヒート対策かも?ピットロードを走るNCロードスター画像はこちら

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