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FFレイアウトの広々室内でライバルを圧倒! パッケージングに優れた初代ホンダ・ステップワゴン

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

乗員の増減にかかわらず十分な動力性能

 それと走りもさり気なく安心感、安定感のあるものだった。1800mm超え(2WD車1830mm、4WD車1845mm)の車高のクルマだったが、床が低い安心感のある着座位置と低い重心高により、見た目以上に張りを効かせて安心感のあるコーナリングフォームが味わえた。搭載エンジンは2Lの1機種のみでのスタートで、コラムシフトで操作する方式だった。乗員の増減にかかわらず十分な動力性能を発揮し、無理、ストレスのない走りを味わわせてくれた。

 それにしても箱形のボディはシンプルだったが、そのなかで縦長のリヤコンビランプは外観デザイン上のアクセントだった。夜間、高速道路などで遭遇すると“走る横浜ランドマークタワー”みたいだ……などと、どこかの記事で書いた覚えがある。5ナンバーのミニバンというと、それまではややくたびれた生活臭を漂わすイメージだったが、この初代ステップワゴンは、パッケージングよし、走りよし……と、初代から本物感のあるミニバンに仕上げられているクルマだった。初代ホンダステップワゴン

 オデッセイ、このステップワゴン、そしてCR−Vとともに、その後ホンダはRVメーカーとしての道をグングンと進むことになった。

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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