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「未体験ゾーンへ。」「この車から、クルマが変わります。」 言い得て妙なトヨタ車のカタログキャッチコピー6選

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

トヨタ・カリーナ/足のいいやつカリーナ。

 さてトヨタ車のキャッチコピーというと、ほかに“足のいいやつ(カリーナ)”というのが有名だ。1970年に初代セリカの兄弟車として登場したのがカリーナだったが、当初からTV−CMでも足のいいやつとナレーションも入っていた。トヨタ・カリーナ

 4ドアセダン(とハードトップもあった)ながら、それまでのコロナなどと一線を画したスポーティな走りのキャラクターを表現すべく使われたコピーで、アクション俳優の故・千葉真一が、確かファイト一発! のあのドリンク剤のCM張りの演技でカリーナを走らせるシーンなどがあったはずだ。

 写真のカタログは1977年の初代カリーナでは最終型のものだが、足のいいやつのコピーはカタログでも健在。カタログは外観、インテリア、グレード紹介、装備と続くオーソドックスな仕立てだ。メーターナセルの左側面に無理やり(?)備わるOKモニターの赤い6個のランプも懐かしい。トヨタ・カリーナ

トヨタ・セリカ/名ばかりのGT達は、道をあける。

 カリーナを登場させた流れでセリカも取り上げておくと、歴代モデルでコピーが印象的だったモデルはというと、やはり2代目の後期型だろう。いわゆる角目4灯になったときのモデルだが、TV−CMでもおなじみの“名ばかりのGT達は、道をあける”はインパクトがあった。DOHCエンジンを持つことを根拠に、ライバル(具体的には日産スカイライン)を意識したコピー。トヨタ・セリカ

 写真のカタログはそのときのものであり、表紙の写真はTV−CMのあのシーンと同じだが、なかをよく読むと「羊たちには歌えぬ歌がある」などと、かなり挑発的な文面もみつかる。トヨタ・セリカ

トヨタ・スターレット(KP61)/走り、較べたし。

 走りをアピールしたモデルとしてはスターレットがあった。トヨタ・スターレット

 KP61型世代の語尾を希望の助動詞を古語で表わした“走り、較べたし”や、FF化された3代目でも走りの訴求は続いて、“かッとびスターレット”、12バルブターボ登場の際は“イダテンターボ参上”と、いずれも勢いのあるコピーで、痛快な実車の走りを伝えたのだった。トヨタ・スターレット

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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