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フル乗車&ラゲッジ満載でもなんのその! 走りがもたつかないアウトドア向きのクルマ3選

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

スバル・レガシィアウトバック

 全高の高いSUV全盛の今、少しハズシ感覚で選べるアウトドアにぴったりの1台が、スバル・レガシイアウトバック。例えばフォレスターの全高は1715mm程度だが、アウトバックは1670mmと、本格SUVとして低全高だ。スバル・レガシィアウトバック

 しかも、水平対向1.8Lターボエンジンの最大出力177psはともかく、最大トルクはフォレスターでもっともハイパワーなスポーツグレードと同じ30.6kg-mと強力だ。スバル・レガシィアウトバック

 アメリカンサイズの全長の余裕から、後席、ラゲッジルームの広さも余裕の余裕。さらにあのハンズオフドライブも可能なアイサイトXが標準装備されるところも、長距離ドライブが当たり前のアウトドアドライブにうってつけということになる。スバル・レガシィアウトバック

 スバルらしい低重心パッケージによる走りの良さ、安定感の高さもストレスフリーで目的地に辿り着けるポイントとなる。もちろん、スバル自慢のAWDシステムに寄る走破性の高さ、Xモードによる悪路や雪道での脱出性能も抜群で、頼りがい満点だ。スバル・レガシィアウトバック

トヨタRAV4

 最後の1台はトヨタRAV4。とくにダイナミックトルクベクタリングコントロールを用いるガソリン車のアドベンチャーグレードは、アウトドアに似合うキャラクターの持ち主だ。トヨタRAV4

 エンジンスペックこそ171ps、21.1kg-mながら、フルデジタルメーターのリングが赤くなるスポーツモードでは専用シフトスケジュール、4WD固定、ステアリングも手応えが増すように制御。トルクは2000rpmあたりから沸き上がり、加速力、ドライブフィールの骨太感が高まる。トヨタRAV4

 ガソリンエンジンながら、クルージング中であれば車内の静かさはSUVらしからぬレベルにあるのも嬉しいポイントだ。さらに山道で威力を発揮する、ダイナミックトルクベクタリングコントロールの威力が頼もしい。それはスポーツモードでより鮮明になり、曲がりのシーンで一般的な4WDであればリヤ全体から押し出される感覚があったりするのだが、左右輪を別々に(0~100配分)制御するダイナミックトルクベクタリングコントロールは、左旋回なら右後輪からの駆動をアシスト。トヨタRAV4

 曲がりやすさ、安心感はもう抜群で、クルマがスムースかつ積極的に曲がってくれる、狙ったラインをトレースしやすい積極的なアシストに、気持ち良さや痛快ささえ感じられるほどなのだ。SUVとしては全体的なクルマの動きは非常に滑らかで、ストレスのない上級感ある運転感覚に満足できるのがRAV4のガソリン車、ダイナミックトルクベクタリングコントロール装着車というわけだ。トヨタRAV4

 ただし、RAV4史上もっとも速いモデルとなれば、エンジンが177ps、22.3kg-m、モーターが182psを発揮し、システム出力306psに達するPHVということになる。RAV4のHVモデル同様にAC100V/1500Wコンセントも用意され、アウトドアでの使い勝手は究極のレベルにあると言っていい。トヨタRAV4

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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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