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コミコミ100万円で親の介護に使える【孝行ミニバン5選】乗り降り楽で移動も快適な中古車お教えします!

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

走行距離が多くなってしまうが100万円で選べるモデル

 親の介護に適したクルマは、間違いなく両側スライドドアを備えたミニバンではないだろうか。それも、スライドドア部分のステップが低い、乗降に段差がないワンステップフロアを持つミニバンである。

 ここではコミコミ100万円の予算で探せる、上記の条件を満たした中古ミニバンを紹介したい。ただし、いま中古車価格は高騰中。この予算だと、走行距離が比較的多い中古車になってしまう点を了承いただきたい。

ホンダ・ステップワゴン

 まずはホンダ・ステップワゴンだ。年式的には先々代、4代目の2013年前後が予算の範囲内。両側スライドドアを備え、ステップ高は地上390mmで、もちろんワンステップフロアのため乗降は楽々のはず。身長172cmの筆者基準で2列目席の頭上には240mmもの余裕があるから、乗降時に体を大きくかがめずに済む点も、高齢者にとっての快適ポイントとなるだろう。

トヨタ・シエンタ/ホンダ・フリード

 そこまで大きなミニバンでなくてOKというなら、現行型の2代目トヨタ・シエンタ、初代ホンダ・フリードといったSクラスのコンパクトミニバンがある。どちらも比較的新しい2015年式前後が予算内。両側スライドドアのステップ高はフリードが390mm、シエンタが330mmとシエンタがより低く、先代と比べてスライドドア開口部も広がっている。現行モデルの初期型ながら、フレッシュさではシエンタに軍配が上がりそうだ。

 もっとも、フリードもキープコンセプトデザインで今の2代目につながっているので、どちらも古さを感じにくく乗れる、親の介護用のクルマとしてもぴったりな中古車の代表格と言える。

マツダ・プレマシー

 ステップワゴンやフリード、シエンタはいつの時代も人気のミニバンだが、ちょっとレア!? なミニバンであり、今では製造されていない絶版ミニバンの1台がマツダ・プレマシー。

 ここで紹介する3代目は当時、日産にラフェスタとしてOEM供給していたモデルでヨーロッパサイズが基本となり、全長4585mmに対して全幅が1750mmあったのが特徴だ。全高は1615mmと低めで、スライドドア部分のステップ高は375mm~と高くない。コミコミ100万円の予算で2015-2016年式の熟成された後期型が手に入るところも魅力的である。

トヨタ・ポルテ

 ところで、両側スライドドアが必要だからミニバンを探しているけれども、3列目席に人を乗せることなどまずない……というなら、スライドドア部分のステップ地上高が究極に低いスライドドア完備のコンパクトカーがある。それがトヨタ・ポルテ。

 2020年12月に生産を終了しているが、その助手席側1枚ドアとなるスライドドア部分(左側のみスライドドア)の地上高は、なんとノンステップバスと同じ300mm! 全高も1690mmと高めで、スライドドア開口部の幅は1枚ドアの採用で1020mmと広大。スライドドア開口部の高さも1250mmコミコミ100万円で親の介護に使える【孝行ミニバン5選】乗り降り楽で移動も快適な中古車お教えします!あるため、介護車としては文句なしに適している。

 年式的には2013-2014年式が中心で、しかもクルマのキャラクター、使われ方からか、走行距離が短い中古車が多いのも特徴だ。中古車の中には2〜3万kmしか走っていないクルマも見受けられるのである。ミニバンではないが、むしろミニバンより後席の乗降性に優れた大穴的1台と言っていいだろう。

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