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「クラウンらしくないクラウン」は過去にもあった! 新型に負けないくらいアヴァンギャルドで個性的なモデルとは

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: トヨタ自動車/Auto Messe Web

ハードトップとは別の道を歩んだクラウンセダン

 タクシー需要も含めた、本来のクラウンらしさが残っていたのがセダンだ。5代目クラウンに4ドアハードトップが登場したことで、切り分けられて独自の道を歩むことになった。1974年に実質の初代が登場して、ベーシックなセダンシリーズとして2018年まで作られ、通算6代となる。パトカーやタクシーなどにも使用されていたので覚えている方も多いはず。

 グレード名はスーパーデラックスなど、定番的な感じのもの以外にスーパーサルーンやロイヤルサルーンというクラウン的なものもあり、直6を積んだグレードもあった。

クラウンセダン

タクシーなどでも活躍したクラウンコンフォート

 セダンから派生したタクシー専用モデルで、教習車にも使われた。ちなみにクラウンコンフォートが中型枠で、コンフォートは小型枠となる。1995年に登場して、2018年に安全基準にパスできないことから生産終了になった。コンパクトFRでもあることから、峠を中心とした走り屋にも愛され、TRDからはスーパーチャージャーを装着したコンフォートGT-Zスーパーチャージャーも登場した。

クラウンコンフォート

ハードトップの魅力を生かしたクラウンエステート

 バン、そして乗用車登録としたワゴンは歴代で存在したが、ロイヤルサルーンをベースにワゴン化したモデルでアスリートもラインアップされていた。デザインはクラウンらしい高級感あふれるもので、内装も同様。本革シートも用意されていて、満足度の高い高級ワゴンと言っていいだろう。2007年に消滅したが、新型クラウンにはステーションワゴンが存在するため、久々の復活となる。

クラウンエステート

* * *

 いつの時代もフルモデルチェンジの際は賛否両論巻き起こるもの。新型クラウンも、コアなファンからは「クラウンらしくない」という意見も聞かれるが、クジラの愛称がついた4代目クラウンのように、後に見直される時が来るかもしれない。ただし、メーカーとしては「いま」販売台数が伸びてくれなければならないわけであるが……。今後の動向を見守るとしよう。

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