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サーキット初心者のためのリスク回避走行テクニックとは? 走行ライン譲るときはウインカーで意思表示しよう

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

クリアラップを取るために一度ピットロードを通過するのもアリ!

 また速いクルマの集団に囲まれてしまったときは一度ピットロードを通過してふたたびコースインすると、周囲にクルマがいない空白地帯に出られることが多いので、試してみる価値がある。これは上級者がクリアラップをとりたいときにも使える手だ。

 単独で走っているときの注意点としては、ハンドルの切り始め、ペダルの踏み始めでクイックな操作をせずジワッと動かすことを心がけよう。速く走る=クイックな操作だと思い込むのは危険なこと。1トン以上もあるクルマが高速度で走行中に、クイックなハンドル操作やペダル操作をすれば挙動を乱しやすくなる。いわゆるオンとオフだけのスイッチのような操作はリスクが増えるだけ。操作は速さより正確さが命で、ジワッと操作してクルマの反応(挙動)を確かめながらドライビングするようにしたい。ピットロードを走るNDロードスター

公道と同じでサーキットでも“急”の付く操作は厳禁!!

 もうひとつ、操作はできるだけシンプルにすること。よくヒール&トゥと同時にハンドルを切り始める人がいるが、それでは忙しすぎて集中力が分散してしまう。ヒール&トゥはステアリングを切り出す前に済ませておいて、ハンドルの切り始めはハンドル操作に集中した方がベター。さらにいえばブレーキはなるべく直線で終了させ、ブレーキはターンインまで残さない方が怖い思いをしなくて済む。

 そして万が一挙動が乱れ、スピンモードに入ってしまったときは、とにかくクルマが完全停止するまでフルブレーキ! 下手にカウンターステアで立て直そうとするとオツリをもらってもっと手に負えないことになるので「スピン=フルブレーキ」を徹底すること。これを実践するだけでも、サーキットでのリスクはかなり減らせると覚えておこう。

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  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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