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90年代にブレイクした日産「180SX」後継車のない「ワンエイティ」はいまこそ手に入れたい!

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TEXT: 佐藤 圭 PHOTO: 日産自動車/Auto Messe Web

  • 180SXのフロントマスク

  • シルビアと180SX

    シルビア(右奥)と180SX(手前)

  • シルビアと180SX
  • 180SXのフロントマスク
  • 後期型180SX
  • 180SXのフロントマスク

大ヒットするも2代目に進化させてもらえず……

 1989~1999年という長きにわたって生産され、現在も熱烈なファンが多い日産の名車180SX。姉妹車のS13シルビアとともにチューニング界を席巻し、ドリフトを中心として主役の一角であり続けている。

 しかしシルビアがS14からS15へと進化していったのに対し、180SXは次世代へバトンタッチすることなく姿を消してしまう。高い人気と裏腹に不遇をかこった180SX、果たしてどんな魅力があったのだろうか。

エンジンは1.8Lから2Lへパワーアップしますます人気に

 ベース車はS13シルビアの北米仕様である240SXで、シルビアがオーソドックスなクーペなのに対し、リヤにハッチゲートを備えたファストバック。エンジンは前期型(RS13)が1.8LターボのCA18DET、中期型(RPS13)からは2LのSR20DETが与えられた。

シルビアと180SX

 S13シルビアはデートカーとして知られるホンダ・プレリュードの対抗馬で、前期型から後期型までNAエンジンを搭載するグレードも用意されていたが、180SXはよりスポーティなイメージに振って後期型を除きターボのみ。空気抵抗を減らした流線形のボディや開閉するリトラクタブル式ヘッドライトも、スペシャリティカー的な性格が濃いシルビアとの差別化に大きく貢献していた。

 エンジンはCA18DETこそ175ps/23kgm-fだったが、SR20DETになると205ps/28kgf-mへと大幅にアップ。吸排気系や足まわりのパーツは大半がシルビアと共用で、デビュー当初からチューニングのベース車として注目されたが、中期型へのマイナーチェンジを機に注目度はさらに高まる。

他車純正タービン流用や半目ヘッドライトなどチューニングも多彩

 時代はサーキットもストリートもドリフトの大ブームで、手ごろなサイズと価格の後輪駆動車である180SXは、若者を中心に走り屋の主力マシンといえる地位を確立。ターボだけにチューニングの手段も非常に多く、初めの一歩としてマフラーにエアクリーナー、続いて純正タービンのままブーストアップ、よりパワーが欲しければタービン交換と、徐々にステップアップさせることができた。

 とくにS14シルビアやパルサーGTi-Rの純正タービン流用は、費用対効果に優れるチューンとして一世を風靡。外装は当初いわゆる「デカっ羽」が爆発的な人気を呼び、それが落ち着くと正反対のシンプルなスタイルに変遷し、さらにワイド&ローを強調させたエアロのブームが到来する。中期や後期に前期のリップスポイラー流用や、リトラクタブルヘッドライトの半目仕様など、有名ドリフターやチームがトレンドを生み出したことも大きい。

 時代が進むに従ってドリフトもグリップもハイパワー化し、エンジンの内部に手を入れた180SXも珍しくなくなる。手軽なところではバルタイ調整が不要なポン付けのハイカム、そしてフルチューンの定番といえるのがSR20DETの2.2L仕様だ。

 ビッグタービンとの組み合わせで500psオーバーも珍しくなく、排気量アップによるトルクフルな特性は扱いやすさも向上させた。2JZやRB26といった異なるエンジンへの載せ替えを除けば、2.2L仕様にタービン交換が180SXの最高峰かもしれない。

手頃なボディサイズなどいじり甲斐のある素材が人気の秘密

 5ナンバーサイズに2000ccという手ごろさと、チューニングパーツの豊富さと発展性の高さ、そして良い意味でノーマルが完成されすぎていないこと。等身大かつ走りもカスタムも楽しめる相棒として、多くのユーザーたちに支持されたのもうなずける。なおフルノーマルや修復歴のないタマが皆無に近いにもかかわらず、中古車は150~500万円と年式や走行距離を考えればかなり割高かも。今後さらに数が減ることは確実だし、180SXが欲しい人は早めに動いたほうがいいだろう。

後期型180SX

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  • 佐藤 圭
  • 佐藤 圭
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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