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【シンガポールGP現地速報】F1は投資家が集まる「ビジネスの出会いの場」だった!

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TEXT: フェルディナント・ヤマグチ  PHOTO: フェルディナント・ヤマグチ

3年ぶりで盛りあがるF1

 F1の観戦でシンガポールに来ております。

 コロナの影響で2020年、21年と連続で中止となってしまったこのグランプリ。3年ぶりの開催は否が応でも盛り上がっておりまして、飛行機もホテルも予約で満杯になっております。私と同道するはずだった友人も、帰国便をどうしても取ることができず、泣きの涙で観戦を断念する……という悲劇が起きてしまいました。会場近くの部屋も入場チケットも取れていたのに。航空会社は、そろそろ減便しているフライトを元に戻しても良い頃かも知れません。

観戦だけでなくビジネスの出会いの場

 シンガポールGPは街を封鎖して公道を走るシティレース。そして決勝は夜の9時から走り始めるナイトレース。人工的なシンガポールの街をレーシングカーの頂点であるF1マシンが疾走する姿は、一種幻想的ですらありまして、F1全23戦の中でも、1、2を争う人気のレースとなっております。

 その人気を当て込んで、同時期に様々なビジネスカンファレンスが開催されています。F1は単なるスポーツ観戦の場ではなく、多くの投資家が集まる「ビジネスの出会いの場」としても機能しているのです。シンガポール政府もそうした背景は十分に理解しておりまして、開催費用の実に6割を貿易産業省と政府観光局が負担しているのです。なんと気前の良いことでしょう。

 アイルトン・セナ亡き後、イマイチ盛り上がりに欠ける我が国のF1事情でありますが、“日本以外の開催地で”では、こうした動きがあることは理解しておいてソンはないと思います。

肝心の予選結果は?

 さて、昨夜の予選は直前まで大雨が降っておりまして、前座のウィメンズレースが早々に中止されてしまうなど、本戦の開催が危ぶまれておりましたが、出走前に雨はピタリと止み、予定通りの開催となりました。

 現在日本人唯一のF1ドライバーである角田裕毅選手が10位に食い込み、今夜の決勝への期待が大いに高まるところであります。

 一方でこの大会でドライバーズチャンピオンに王手をかけるはずだったレッドブルのマックス・フェルスタッペン選手。燃料切れの懸念からアタックを中止せざるを得ない状況となり、予選8位で終わってしまうという何とも締まらない結果となってしまいました。

 決勝のグリッドは……と。ここで私が玄人ぶってレース展開の解説をしてもクサいだけなので、本稿ではレース以外の会場の雰囲気をお伝えします。

 そうそう。今回はパドッククラブパスという超プラチナチケットを入手して会場入りしています。日本円にして140万円相当のお宝です。非常にイヤらしい話ですが、F1はロコツな階級社会でありまして、同じVIPチケットでも入れる場所がクラスにより明確に分けられています。次号ではその辺りにも言及しましょう。

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