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「シビック」に「GR86」いまMTのクルマが増えている!? 最後に乗っておきたいオススメのMT車とは

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TEXT: 佐藤幹郎  PHOTO: BMW/Auto Messe Web編集部

  • トヨタGR86とスバルBRZのサーキット走行

  • トヨタGR86の走り
  • FL型ホンダ・シビックのフロントスタイル
  • マツダ・ロードスターの走り
  • コペンGRスポーツの走り
  • BMW M4クーペの走り
  • FL型ホンダ・シビックの走り
  • トヨタGR86とスバルBRZのサーキット走行

AT車全盛のなか時代に抗う走りが楽しいオススメMT車

 いまMT車がちょっとした話題となっている。短距離移動で渋滞も多い日本の道路事情ではAT人気が高まるのは必然で、1980年代にはすでにAT車が主流派となっていた。そしてバブル期を迎えるとAT車がさらに多数派となり、1990年代にはMT車はごく一部のクルマ好きが乗るクルマとなってしまった。昨今は商用車や軽自動車の商用バンでもAT車(またはCVT車)しか設定がないという状況のなか、意外にもMT車を設定する車種がにわかに増えている。自動車の電動化シフトの反動なのか、線香花火の最後の火花のような儚い存在とも言える「後世にまで残したい走りが楽しいMT車」を紹介しよう。

初代からMT車にこだわり続けるマツダ・ロードスター(ND型)

 1989年に登場したマツダ・ロードスターは、初代モデル以降つねにMT車を設定し続けているモデルだ。現行型となる2015年発売のND型(4代目モデル)は、1.5L直4エンジンかつ1トンを下まわる軽量なボディながらも、パワーとトルクにゆとりが溢れるエンジンとは言いがたい。しかし最高出力132ps/最大トルク15.5kg-mのエンジンは、その性能を最大限まで引き出すことができるMT車の醍醐味を持ち合わせている。希少になったライトウェイトスポーツを堪能するには必要にして十分であり、ドライバーが両手両足を駆使して走らせることで、カタログ数値では言い表せないファンなドライビングが堪能できる。ND型マツダ・ロードスターの走り

 また、ND型ロードスターには「RF」というリトラクタブルファストバックという電動開閉式のルーフを持つモデルもあり、ソフトトップは不安だからとこちらの方が何かと安心という人もいることだろう。もちろん重量が増えることから、エンジンは2L直4を搭載しており、こちらは最高出力184ps/最大トルク20.9kg-mと高性能ぶりを発揮。当然、6速MTもあるのだが、クルマのキャラクターとしてはATの方がふさわしいとも感じている。もちろんMTがダメなわけではないが、MTから見たクルマ選びとしては軽量で非力な1.5Lのソフトトップに軍配が上がる。

FRスポーツの醍醐味がMTで堪能できるトヨタGR86(ZN8型)&スバルBRZ(ZD8型)

 次に紹介したいのがトヨタGR86とスバルBRZの兄弟車だ。個人的には2代目をよくぞ発売してくれたと讃えたいモデルで、エンジンは先代同様に水平対向の自然吸気を採用するも排気量は2.0Lから2.4Lへと拡大された。そのスペックは最高出力235ps/最大トルク25.5kg-mを誇り、1200kg台の車両重量に対してそれは十分なもので、先代モデルと比べて低回転域からトルクが厚く、MT初心者でも扱いやすい仕立てとなっている。また、2ドアでも後席があることから荷物も積みやすく、サーキット走行を楽しみたい人にとってうれしいのがトランクと後席をフルに使うことでタイヤ4本が収納できること。トヨタGR86の走り

 これは2シーターのクルマにはできないことであり、使い勝手の面でネガティブな要素を潰すことができる。思えばAE86は荷物が積みやすかったし、広くはないもののしっかりとリヤシートを持つスポーツクーペでありながら、デートカーとしても使える魅力を兼ね備えていた。その精神はもちろんAE86からしっかり継承されたものであり、MT車が初めてという人や2シーターでは困るというのであれば、GR86&BRZが魅力的に映るはず。

 加えて兄弟車であるそれぞれのモデルは個性が異なるため、購入するのであれば、何度か両車を乗り比べるなど試乗をしっかり行い、それぞれの性格を理解してから相棒を決めることをお薦めする。

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