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EV時代にあえてICEの「SUV」を選ぶ価値はあるのか? モータージャーナリストが太鼓判の非電動SUVとは

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: AMW編集部/トヨタ自動車/マツダ

ディーゼルなら上質さが堪能できる「CX-5」などのSKYACTIV-Dモデルがお薦め

 あえてクリーンディーゼル車を選ぶならマツダCX-5/CX-30/CX-8といったSKYACTIV-Dモデル(=クリーンディーゼルエンジン搭載車)を推したい。マツダのフラッグシップSUVとしてデビューしたCX-60では遂にPHEV(プラグインハイブリッド車)を用意し、BEVのMX-30とともにマツダの電動化を推し進める1台となっている。しかし最近のマツダ車はモデルラインアップにガソリン車があったとしても、ぜひクリーンディーゼルを選んでほしい。

 その理由はガソリン車以上に濃厚で上質感極まるエンジンフィールを持ち、マツダ渾身のクリーンディーゼルエンジン=SKYACTIV-Dの出来の良さにある。最新のCX-5を例に挙げれば、エンジンフィールの濃厚さはやや薄れたものの、むしろよりスッキリ&スムースで気持ちよい動力性能を誇る。さらにG-ベクタリングコントロールの効果と合わせ、CX-5を一段とスムースに走らせることができるようになった。マツダCX-5の走り

 マツダ車の場合、同一車種でガソリン車とクリーンディーゼル車を比較してみると、エンジントルクの違いもあり、ガソリン車を凌ぐ余裕たっぷりの動力性能に加え、静粛性の高さとエンジンフィールの上質さがもたらす扱いやすさ、気持ち良さ、走りやすさをより一層享受できるのがクリーンディーゼルモデルである。もちろん燃料はガソリンより廉価な軽油だから経済性でのメリットも大きい。

* * *

 ここではアウトドアに似合うフィールドジャーニーグレードを加えたCX-5をクリーンディーゼルモデルの優位性として例に挙げたが、スタイリッシュ過ぎるクロスオーバーモデルのCX-30、そして3列目席までしっかり使える堂々としたフォーマル感さえある3列シートのCX-8もまた、SKYACTIV-D=クリーンディーゼルエンジン搭載車を選ぶべきSUVと言っていいだろう。

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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
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  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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