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スズキ「ジムニー」風の「エブリイ」は185万円から。「エブニー」という名のコンプリートは2車種展開です

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

  • 2台のエブニー

  • スキッドスタイル
  • クロススタイル

インパクト大な2台で会場内でも話題に

 リーズナブルながら高性能の車高調をメインに、軽自動車のパーツを精力的に開発するシュピーゲル。東京オートサロンにも毎年のようにデモカーを出展しているが、2023年は巷で人気のアゲ系スズキ「エブリイ」が話題となった。

 同じ「EVENY(エブニー)」という名称を与えられながら、異なるコンセプトを持つ2台の車両を紹介しよう。

箱バンのエブリイにジムニーのクロカンテイストをプラス

 いずれもネーミングから想像できるとおり、コンセプトは「エブリイ+ジムニー」で、開発したエアロのブランド名である「フュージョン」は融合や統合という意味を持つ。

 JB64型スズキ「ジムニー」を強く意識したデザインの前後バンパーは、テールレンズは実際にJB64をそのまま装着するスタイルで、いかにも商用車なエブリイがワイルドな印象に変貌する。2台とも身にまとっているエアロは共通だが、それぞれの違いはいったいどこにあるのだろうか。

快適な車中泊もOKな「スキッドスタイル」

 まずは「スキッドスタイル」と命名されたネイビーのDA17Vから解説しよう。こちらはフロントバンパー下にスキッドプレートを取り付け、足まわりは車検対応の範囲で最大の上げ幅となる「UP40」を装着。スタイリングと走破性と走行安定性を巧みにバランスする。

スキッドスタイル

 そして室内は「プチトマキット」で車中泊を快適にこなせる仕様。くつろぐときは荷室にフラットで広いスペースを作り上げつつ、リアシートを使うときはボルトを含めすべて収納が可能である。さらに、マットのカラーは合計3タイプから選ぶことができ、アンティーク調のシートカバーなどと併せて、インテリア全体のコーディネイトも秀逸だ。

より過酷な環境でも安心の「クロススタイル」

 いっぽうタフなイメージを強調した「クロススタイル」は、スキッドプレートの代わりにバンパーガードを使用。リフトアップ量も4インチ(約10.2cm)とかなり大きく、外観のインパクトと悪路走破性はスキッドスタイルを凌駕する。シュピーゲルの逸見さんによると、

「同じ64ジムニーのテイストを取り入れながら、ソフトとハードの2パターンを提案しました。おそらく一般的に受けがいいのはスキッドスタイルかと思いますが、より過酷な環境で使う方などにはクロススタイルがオススメです」とのこと。

クロススタイル

 なお両モデルとも将来的にはコンプリートカー化する予定で、トータルでのパッケージはスキッドスタイルが185万円~、クロススタイルは198万円~とのことなので期待したい。

* * *

 積載量や左右に備わるスライドドアなど、使い勝手はジムニーを上まわるエブリイ。軽自動車のカスタムに深い造詣を持つシュピーゲルが手を加えることで、より魅力的なクルマに進化しアウトドアライフが楽しくかつ快適になるはずだ。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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