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ピン芸人の道交法ディスりネタに大爆笑! ツッコミたくなる道交法は他にもたくさんある!?【Key’s note】

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TEXT: 木下隆之(KINOSHITA Takayuki)  PHOTO: 写真AC

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日本の法律には「?」と思うことが多々ある

レーシングドライバーであり自動車評論家でもある木下隆之が、いま気になる「key word」から徒然なるままに語る「Key’s note」。今回のキーワードは「不可解な道交法」だ。ピン芸人のナンバー1を決める「R1グランプリ」にて、思わずツッコミを入れたくなる法律として道交法のネタを披露していた。木下隆之はそれ以外にも気になる道交法があるという。その道交法とは一体?

思わずツッコミたくなる道交法をネタとして紹介

M1グランプリは漫才師のショーレースなのに対して、R1グランプリはピン芸人の頂点を決めるイベントである。過去にも、ゆりやんリトリィバァやアキラ100%、ハリウッドザコシショウなど、R1王者をステップに売れた芸人は少なくない。

という導入だけど、本題はまったく別である。まったく理解不能な道交法の話である。それを今年、R1グランプリの決勝で「こたけ正義感」(←芸名です)がネタにしていたのだ。

こたけ正義感は正真正銘弁護士資格を持つ弁護士だそうで、パリッとしたスーツで舞台に立つ。胸には弁護士バッヂが光っている。フリップを捲りながら、意味不明な判例や六法全書の珍妙さを紹介していくのだ。弁護士として恥ずかしいと、泣き崩れるのが彼の芸風だ。

今年の決勝ネタに、道交法76条1項が紹介されていた。最初のフリップにはこう書かれていた。

【次の場合は6月以下の懲役又は10万円以下の罰金】

「みなさん、何の法律だと思います?」
フリップを捲る。

【道路上にニセの信号機を設置した場合】

「みなさんニセの信号機なんて見たことあります?」

呆れ顔だ。

「そんなん誰がやんねん……」

そして泣き崩れる。続くネタはこれだ。

「みなさん、こんな法律もあります。食品表示基準です」

【商品名の表示は次のとおりとする】

【食パンは食パン】
【菓子パンは菓子パン】
【それ以外のパンはパンと表示しなければならない】

「そんなん、全部パンでいいやろ」

そして泣き崩れる。しかも、この罰が重すぎるから笑える。

【1年以下の懲役又は100万円以下の罰金】

「ニセの信号機よりも重いんかい!」

また泣き崩れる。

仮にニセの信号機を設置すれば、事故が起こるだろう。人の命が奪われるかもしれない。

だが、パン屋さんのおじさんが間違って焼そばパンをパンと表示してしまったら、場合によってはニセの信号機の設置より罪が重い。100万円も罰金を払わなければならないかもしれないのだ。

「これが日本の法律です」

そう言って法律のくだらなさをディスって爆笑をさらっていた。

いやはやなかなか面白い。日頃から、意味のない、あるいは現実にはそぐわない道交法に首をかしげることが少なくないだけに、手を叩いて笑った。

ドライバーとして納得できないような道交法も多い

ちなみに、高速道路を走行中、突如として電光速度掲示板の数字が変わることがある。

【50km/h】

100km/hをちょっと超える速度で整然と流れているにもかからず、である。

その先に交通規制があるわけでもない。交通量も閑散としている。天候悪化もない。空は青く晴れ渡っている。だというのに突如として「50km/h」が現れる。そしてなにごともなく消える。まったく原因がわからないのである。

こたけ正義感に、ぜひともネタにしていただきたいと思う。

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  • 木下隆之(KINOSHITA Takayuki)
  • 木下隆之(KINOSHITA Takayuki)
  • 1960年5月5日生まれ。明治学院大学経済学部卒業。体育会自動車部主将。日本学生チャンピオン。出版社編集部勤務後にレーシングドライバー、シャーナリストに転身。日産、トヨタ、三菱のメーカー契約。全日本、欧州のレースでシリーズチャンピオンを獲得。スーパー耐久史上最多勝利数記録を更新中。伝統的なニュルブルクリンク24時間レースには日本人最多出場、最速タイム、最高位を保持。2018年はブランパンGTアジアシリーズに参戦。シリーズチャンピオン獲得。レクサスブランドアドバイザー。現在はトーヨータイヤのアンバサダーに就任。レース活動と並行して、積極的にマスコミへの出演、執筆活動をこなす。テレビ出演の他、自動車雑誌および一般男性誌に多数執筆。数誌に連載レギュラーページを持つ。日本カーオブザイヤー選考委員。日本モータージャーナリスト協会所属。日本ボートオブザイヤー選考委員。
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