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「アルファード」の成功は「エルグランド」のおかげ! 現在の「高級ミニバン」の基礎をすべて取り入れた日産の先見性とは

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TEXT: 小鮒康一(KOBUNA Koichi)  PHOTO: AMW編集部

重厚感を感じさせる大型グリルが印象的だった

SUV全盛の現在でも安定した人気を誇っているのがミニバン系だろう。やはり多人数乗車が可能であり、スライドドアを備え、広い室内空間を誇るミニバンには他にはない魅力がある。

そんなミニバンの中でもいわゆる高級ミニバンはより高い人気を誇っており、間もなくフルモデルチェンジがウワサされているトヨタ「アルファード」に関しては、モデル末期にもかかわらず中古車市場でも驚くほどの高値で取引されているほど。その高級ミニバンの元祖とも言えるのが、トヨタではなく日産が送り出した「エルグランド」である。

ワンボックスカーのキャラバン/ホーミーの派生車種という形をとってリリースされた

現在は2010年に登場した3代目モデルを、改良を重ねながら細々と販売しているような状況となってしまっているが、1997年に登場した初代はそれまでの高級車の流れを変えるほどの人気車種となっていたのである。

1997年5月に登場した初代エルグランドは、正式名称をキャラバン・エルグランド/ホーミー・エルグランドとしていたことからもわかるように、ワンボックスカーのキャラバン/ホーミーの派生車種という形をとってリリースされた。そのため車両型式はキャラバン系を示す「E」が使われ、数字は大型車を表す「50」となって「E50」となっていた。日産エルグランド

ただしキャラバンのようにドライバー下にエンジンを備えるキャブオーバータイプではなくフロントエンジンとしており、結果的に広くフラットな室内空間を実現していたことも人気を集めた要因のひとつと言えるだろう。

現在の高級ミニバンに採り入れられている要素を先に実現していた

エクステリアはシンプルでありながら重厚感を感じさせる大型グリルを備えたものとなっていた。当時の高級車によく見られた2トーンカラーを設定するなど高級志向となっており、インテリアもたっぷりとしたクッションを持つシートや多彩なシートアレンジ、室内ウォークスルーを可能とするシートレイアウトなど、現在のミニバンの基礎となる要素を兼ね備えていた。

搭載されるエンジンも高級ミニバンに相応しくV6 3.3Lのガソリンエンジンを設定し、直4ガソリンエンジンは設定されなかった(ただし直4ディーゼルターボモデルは存在)。

さらにエアロ仕様の「ハイウェイスター」やオーテックが手掛けた「ライダー」のほか、3列目シートを廃して4人乗りとした上でフロントシートの後ろにパーテーションを設置したVIP仕様の「ロイヤルライン(オーテック扱い)」を設定。現在の高級ミニバンに採り入れられている要素は、ほぼすべて初代エルグランドで実現していたのである。

このように初代モデルで、すでに高級ミニバンとして高い完成度を誇っていたエルグランド。この存在があったからこそ今のアルファードの成功があるといっても過言ではないだけに、今後の巻き返しに期待したいところだ。

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