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旧車趣味は「ミニに始まりミニに終わる」!? パワフルな「ジョン・クーパー」から非力な「クーパーMk.II」に乗り換えた理由とは

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 循

同じ形のミニだけで深甚かつ広大な世界が広がっている

モデルライフ後期には、車名が単に「ミニ」となったが、もともとは英国民族資本系の自動車メーカー(の集合体)、ブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)が1959年にデビューさせた「モーリス・ミニ・マイナー」と「オースチン・セブン」がミニの始まり。この関係を国産車で例えるならば、2代目トヨタ「パブリカ」とダイハツ「コンソルテベルリーナ」のような、いわゆるバッヂエンジニアリング車。

そしてノーマルのモーリス/オースチン・ミニに対し、F1コンストラクターとして名を馳せたジョン・クーパーが開発に携わったのが「ミニ・クーパー」で、チューニングの度合いによってクーパーとクーパーSがあり、国産車で例えるならば、量販仕様の「スカイライン」1800GLと上級グレードの2000GTとレース上等の2000GT-Rみたいな関係で……なんて情報も蛇足だろうが、ともあれ。

蘊蓄無用、事前情報なしでいきなり乗っても、その小気味よい独自の運転感覚が楽しいミニ。そして歴史をひもとけば誕生から終焉まで、まるで大河ドラマのようなヒストリー。モータースポーツでの活躍とドラマチックなエピソードの数々。さらには現実的な維持費まで含め、ヒストリックカーとしての間口の広さと懐の深さ。

オーナーの高橋さんでなくとも、ヒストリックカー趣味が「ミニに始まりミニに終わる」というファンが多いのも、むべなるかな、である。

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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