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オート三輪をマイクロバスに載せて移動! 「ベスパカー」のために三菱ふそう「ローザ」を購入したのは現役バス運転手でした

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: AMW 竹内耕太

ベスパカーを連れて遠出するため工夫が満載

「もともと小さいクルマが好きで、古いジムニーやピアジオ・アペなど10台くらい所有していました。以前からそれらでヒストリックカー・イベントに参加する機会も多かったのですが、排気量50ccのアぺだとさすがに遠距離のイベントに自走で行くのは厳しい。そこでアぺが積載できてなおかつ趣味的にも好ましい車種を探していたところ、このローザがオークションに出ていたのを見つけ、手に入れたんです」

それまでも趣味のクルマ生活を楽しんでいた“らいおん”さんが、このローザを手に入れたのは6年ほど前のこと。もともとは関東エリアの事業者が使っていた福祉車両だそうだが、いくら車重150kgの小さなピアジオ・アペとはいえ、車椅子用のリフトのままではサイズ不足。そこでリフトに脱着式の自作の床板を装着することでアぺを載せられるような工夫が凝らされている。さらにテールゲートの開口部もアペが出入りできるように拡幅する加工が施されている。

趣味も仕事もバス三昧

ローザの手前に並べられていたのは、“らいおん”さんが持ち込んだ旧車のパーツ類だ。

「今日はフリーマーケット用の売り物をたくさん積み込んできたので、車内はずいぶん散らかってます(笑)」

そんなローザの車内は各所にオーナー好みのカスタムが施されている。内装やシートなども随所にこだわりが見てとれ、ランプやカーテンは退役したブルートレインの客車で使われていた本物とのこと。

“らいおん”さん、バスマニアには多い鉄道趣味も嗜む「二刀流」とお見受けした。そんな彼の普段のお仕事はと聞けば「じつはバスの運転手です」。しかもかつては介護関係のお仕事もされていたそうで、これまた趣味と仕事がボーターレスの見事な「二刀流」なのだった。

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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