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「KeePer」から「Deloitte」へ! カラーリングも新たになった「TOM’S GR Supra」で戦う「TGR TEAM Deloitte TOM’S」【SUPER GT Teams】

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TEXT: 廣本 泉(HIROMOTO Izumi)  PHOTO: GTA/TOYOTA GAZOO Racing/大子香山

  • 37号車
  • 笹原右京とジュリアーノ・アレジ

強力なドライバーを起用し激戦のSUPER GTを戦う

日本を代表するGTレースとして、海外でも人気の高い「SUPER GT(以下、スーパーGT)」。GT500クラスはトヨタ/ニッサン/ホンダの3メーカーがしのぎを削っている。今シーズンはトヨタ「GRスープラ」が6台、ニッサン「フェアレディZ」が4台、ホンダ「NSX」が5台参戦している。今シーズンを戦う15台のなかから、今回は37号車Deloitte TOM’S GR Supraで戦う「TGR TEAM Deloitte TOM’S」を紹介しよう。

名門チームは2023年シーズンも2台体制を敷く

TOM’Sは1974年に設立されたレーシングチームで、トヨタの有力チームとして活躍。設立当初からマカオグランプリのギアレースやGCマスターズなどで活躍したほか、1982年からはオリジナルのグループCカーでWECに参戦しており、1985年にはル・マン24時間レースに初出場を果たす。その技術力は高く評価されており、1987年にはトヨタのワークス活動として全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権で活躍していた。

その後もTOM’Sは全日本F3000、フォーミュラニッポン、スーパーフォーミュラなどの国内トップフォーミュラのほか、全日本F3選手権、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権などのミドルフォーミュラで活躍。もちろん、全日本GT選手権/スーパーGTでもGT500クラスに参戦し、ドライバー部門で計5回(1997年/2006年/2009年/2017年/2021年)、チーム部門でも計7回(1997年/2006年/2008年/2009年/2017年/2019年/2021年)タイトルを獲得している。

まさにTOM’SはスーパーGTにおいても名門チームとして定着しているが、37号車のTGR TEAM Deloitte TOM’Sもタイトル争いを左右する存在と言っていい。

2017年にドライバー部門およびチーム部門の2冠を達成したのは37号車。2022年にはサッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋らが第3戦の鈴鹿で3位入賞を果たし、第4戦の富士を制覇した。残念ながら開幕の2戦でノーポイントレースを演じたことから、ドライバー部門/チーム部門ともにランキング6位に終わった。マシンのカラーリングをKeePerからDeloitteへ一新した2023年は、さらなる飛躍が期待されている。

ドライバーは2022年までホンダ勢のひとりとして活躍していた笹原右京を起用したほか、昨年まで36号車をドライブしていたジュリアーノ・アレジが移籍を果たすなどラインナップを一新している。

笹原右京とジュリアーノ・アレジ

マシンはもともと空気抵抗が少なく、高速コースを得意とするGRスープラで、近年は熟成が進んできたこともあり、テクニカルコースでも抜群のスピードを披露。2023年は第2戦・富士の6位入賞が最高位だが、実力のあるチーム&ドライバーだけに、すべてが噛み合えば上位争いに食い込んでくるはずだ。

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