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熟成の域にある「muta Racing GR86 GT」とフレッシュな若手ドライバーとでトップ争いを支配!「muta Racing INGING」に注目【SUPER GT Teams】

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TEXT: 廣本 泉(HIROMOTO Izumi)  PHOTO: GTA/TOYOTA GAZOO Racing/大子香山

  • 堤 優威選手、平良 響選手、加藤寛規選手

GR86で総合優勝を狙う!

日本を代表するGTレースとして、海外でも人気の高い「SUPER GT(以下、スーパーGT)」。GT300クラスは国内外のメーカーがしのぎを削っている。世界的に人気のFIA GT3車両をはじめ、JAF-GT、マザーシャシーと3タイプのマシンが混走し、毎戦で激しい戦いが繰り広げられている。今シーズンを戦う27台のなかから、今回は2号車muta Racing GR86 GTで戦う「muta Racing INGING」を紹介しよう。

これからの活躍に期待の若手ドライバー2名を起用

2021年に体制を一新、muta Racing INGINGとしてGT300クラスへの本格的な参戦を開始したチーム。文字どおり、スーパーフォーミュラで活躍するINGING MOTORSPORTがメンテナンスおよびレースオペレーションを担当する。2021年の第4戦・もてぎでは加藤寛規/坂口良平が躍進しており、ロータス「エヴォーラMC」を武器に予選17位から劇的な逆転勝利を飾った。

2022年は加藤をそのままに若手ドライバーの堤 優威を新たに起用し、主力モデルをトヨタ「GR86」にスイッチするなど体制を一新した。その結果、第6戦のSUGOでmuta Racing INGINGの2号車が素晴らしいパフォーマンスを披露。予選こそ13位と出遅れながらも決勝で逆転勝利を飾るなど豊富な実績を持つが、2023年も同チームが、各ラウンドでトップ争いの鍵を握るに違いない。

まず、堤をそのままに平良 響が新加入するなどドライバーラインナップを若手コンビに変更したほか、昨年までレギュラードライバーを務めてきた加藤が監督およびCドライバーに就任するなど充実した体制に。チーフエンジニアはロータス エヴォーラMC、そしてトヨタGT86と、これまでGTA-GT300/マザーシャシーを煮詰めてきた渡邉信太郎が務め、まさにソフト面に関しては隙のない顔ぶれだと言えるだろう。

堤 優威選手、平良 響選手、加藤寛規選手

もちろん、ハード面のGR86も参戦2年目を迎えて熟成が進みつつある。とくにGR86は空力性能が高いことからテクニカルなコースを得意とするコーナリングマシンとなっているだけに、2023年は鈴鹿やSUGOでは予選、決勝ともにトップ争いを支配する可能性が高い。

事実、2023年も開幕戦の岡山で予選2番手につけ、ハイスピードコースを舞台にした第2戦の富士では決勝で2位に入賞。第3戦の鈴鹿でも決勝で2位入賞を果たすなど、muta Racing INGINGの2号車には死角がない。ドライバーおよびメカニックのスキルが高いほか、トップマネジメントもGT300を知り尽くしたスペシャシリストが揃っているだけに、シリーズ後半も同チームの動向に注目したい。

  • 堤 優威選手、平良 響選手、加藤寛規選手
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