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2台体制の「apr」31号車はニューマシン!「apr LC500h GT」で勝利を狙う【SUPER GT Teams】

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TEXT: 廣本 泉(HIROMOTO Izumi)  PHOTO: GTA/大子香山

  • ドライバー
  • 31号車LC

トヨタの歴代GT300クラスマシンを開発してきたapr

日本を代表するGTレースとして、海外でも人気の高い「SUPER GT(以下、スーパーGT)」。GT300クラスは国内外のメーカーがしのぎを削っている。世界的に人気のFIA GT3車両をはじめ、JAF-GT、マザーシャシーと3タイプのマシンが混走し、毎戦で激しい戦いが繰り広げられている。今シーズンを戦う27台のなかから、今回は31号車apr LC500h GTで戦う「apr」を紹介しよう。

V8 5.4L+ハイブリッドと実績のあるパワートレインを搭載

2000年にアフターパーツメーカー、アペックスのレース部門から独立したaprは、トヨタと連携してスーパーGTでマシン開発を実施。MR-Sを筆頭に、カローラ、3代目プリウス、4代目プリウス、GRスポーツ プリウスPHVなどオリジナルマシンを武器にGT300クラスで数々の勝利を挙げてきた。

これらの自社チームでの活動のほか、aprはコンストラクターとしてさまざまなマシンを開発しており、他チームへレーシングカーを供給している。2003年にはARTAが投入したガライヤの開発を担当したほか、近年では2020年にトヨタGRスープラを開発し、埼玉トヨペットGreen Braveへ供給した。さらに2022年にはトヨタGR86を開発。自社チームの30号車のほか、muta Racing INGINGやSHADE RACINGなどにもマシンを供給している。

まさにaprはレーシングチームだけではなく、コンストラクターとしても豊富な実績を持っており、2023年もニューマシンを開発。自社チームの31号車として、レクサスLC500hを投入した。

かつてLC500はTRDが開発したGT500用マシンが活躍し、デビューイヤーの2017年とラストイヤーの2019年にチャンピオンを獲得している。2000ccの直列4気筒ターボが搭載されたGT500用マシンと違って、aprが手がけたGT300用マシンは5400ccのV8エンジンが搭載されており、ハイブリッドシステムも採用されている。

マシンとしては新型となるが、エンジンはプリウスやGRスープラ、GR86に採用されてきた実績のあるパワーユニットであり、aprは3代目プリウス、4代目プリウス、GRスポーツ・プリウスPHVの経験を持つだけに、ハイブリッドシステムのノウハウも豊富である。その実績のあるパッケージに空力性能に優れたLC500hのエクステリアを組み合わせていることからも、同モデルのパフォーマンスの高さがうかがえる。

ドライバーはaprで歴代モデルの開発を手がけてきたベテランの嵯峨宏紀に、若手成長株の小高一斗が加わった充実のラインナップ。序盤の3戦のベストリザルトは第2戦・富士の8位に留まっているが、予選で2番手タイムをマークするなどスピードを見せているだけに、セッティングが進めば後半戦で上位争いを展開するに違いない。

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