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2代目に進化した「SUBARU BRZ R&D SPORT」の実力は申し分なし!「R&D SPORT」の戦いに注目【SUPER GT Teams】

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TEXT: 廣本 泉(HIROMOTO Izumi)  PHOTO: GTA/大子香山

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スーパーGT唯一のスバル車で参戦

日本を代表するGTレースとして、海外でも人気の高い「SUPER GT(以下、スーパーGT)」。GT300クラスは国内外のメーカーがしのぎを削っている。世界的に人気のFIA GT3車両をはじめ、JAF-GT、マザーシャシーと3タイプのマシンが混走し、毎戦で激しい戦いが繰り広げられている。今シーズンを戦う27台のなかから、今回は61号車SUBARU BRZ R&D SPORTで戦う「R&D SPORT」を紹介しよう。

実力派コンビと熟成進むBRZの戦闘力に期待

もともとはレーシングコンストラクター、東京R&Dのレース部門として1991年に設立されたチームで、オリジナルマシン開発のほか、さまざまなチームでレースオペレーションおよびメンテナンスを担当。全日本F3000、フォーミュラ・ニッポンなどの国内トップフォーミュラを筆頭に、F4やフォーミュラトヨタなどのミドルフォーミュラでも活躍した。

2001年からは全日本GT選手権のGT300クラスにポルシェ911GT3Rで参戦を開始し、ヴィーマックRD320Rを投入した2002年には柴原眞介/密山祥吾が計3勝をマークした。

2003年にはヴィーマックRD350Rを武器にGT500クラスへ参戦するものの、苦戦を強いられてしまう。2004年は開発を優先すべくGT300クラスにスポット参戦。その後もヴィーマックを武器にGT300クラスで活躍していた。

R&D SPORTにとって転機となったのが、東京R&Dから独立後の2009年。スバル/STIのテクニカルパートナーとして、レガシィB4に主力モデルをスイッチした。2010年には山野哲也/佐々木孝太の62号車が第6戦の鈴鹿で初優勝したほか、2011年には山野/佐々木が第5戦の鈴鹿、第7戦のオートポリスと計2勝をマークするなど、輝かしいリザルトを重ねていった。

2012年に主力モデルをBRZにスイッチすると、2013年には第5戦の鈴鹿で山野/佐々木/井口卓人が初優勝。2014年には佐々木/井口が第5戦の富士、2016年には井口/山内英輝が第6戦の鈴鹿、2018年には第6戦のSUGOを制するなど、その後も61号車のBRZは勝利を重ねていった。

そして2代目BRZにマシンをスイッチした2021年には第5戦のSUGOを制したほか、最終戦の富士でも3位入賞を果たしたことで井口/山内がドライバー部門でタイトルを獲得。同時にチーム部門でもチャンピオンとなり、ついにR&D SPORTがGT300クラスの頂点に輝いた。

2022年はランキング2位と惜敗したが、第4戦の富士を制するなど引き続きR&D SPORTは最前線で活躍。2023年も井口/山内のゴールデンコンビは変わらず、主力モデルのBRZも進化を重ねているだけに、2023年もスバル/STIのワークス活動を担うR&D SPORTがタイトル争いの主導権を握ることだろう。

ドライバーのふたり

STI設立35年の活動のすべてがここに!

2023年シーズンのスーパーGT300クラスを現在進行系で戦っているSTIは、今年で設立35周年。過酷なモータースポーツ活動でその技術を研鑽し、進化を遂げてきたSTIのこれまでの活動について、当時の担当者への取材や豊富な写真資料などを駆使して、その足跡をたどった決定版が完成。2018年刊行の同書にその後の5年間の情報と、STIの業務・運営に従事されている方々の序文を新たに追加収録した、増補四訂版として刊行。スバリストなら愛蔵したい1冊。

STI(スバルテクニカインターナショナル)
スバルと歩んだ激闘の35年 増補四訂版
・著者:廣本 泉(モータースポーツジャーナリスト)
・発行:三樹書房
・体裁:B5判・上製・252頁(カラー168頁)
・定価:5280円(本体価格4800円+税10%)
・発売:2023年7月27日

 

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