車両火災により赤旗中断
62周目13コーナーでNo.25 HOPPY Schatz GR Supra GTの車両火災によりSCが導入される。しかし、燃料系の火災のため消火活動が難航し赤旗中断となる。
赤旗中断中、降り始めた雨が強まりウェットコンディションとなる。これにより待機しているホームストレート上でのウェットタイヤへの交換が許可された。
天候の悪化によりレース再開時間は当初より伸び、最終的に16:30にSCランでレース再開となった。雨は止んだがウェットコンディションでのリスタートとなり、残り29周(GT500での周回数)になるタイミングでSCが解除された。
路面コンディションの回復により読めない展開に
再開直後のコカ・コーラコーナーでトップを走るNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMGがオーバーランしてしまい、No.10 PONOS GAINER GT-RとNo.11 GAINER TANAX GT-RのGAINER勢に抜かれ3位にポジションを落とす。トップはNo.10 PONOS GAINER GT-Rとなり、それ以降しばらくトップ争いはGAINER2台が演じ、この争いはNo.11 GAINER TANAX GT-Rに軍配が上がった。
しかし、路面コンディションが回復してくるとヨコハマタイヤの特性にマッチし、No.4 グッドスマイル 初音ミク AMGが追い上げる。No.10 PONOS GAINER GT-Rを73周目のTGRコーナーでパスし、2位へとポジションアップ。速いペースを維持し、76周目にトップを走るNo.11 GAINER TANAX GT-Rを射程圏内に捉え、白熱のトップ争いは数周にわたって展開された。83周目のTGRコーナーでオーバーテイクし、この勝負はNo.4グッドスマイル 初音ミク AMGに軍配が上がった。
84周を終えたタイミングでトップを走るNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMGもピットインしスリックタイヤへと変更。残り10周(GT500)というタイミングであった。しかし、アウトラップのコカ・コーラコーナー先でスピンしてオーバーランし勝負権を失ってしまう。
レース再開後、終盤にかけて怒涛の追い上げを見せたのはNo.7 Studie BMW M4。84周目の最終コーナーでNo.88 JLOC ランボルギーニ GT3をオーバーテイクするが、そのままピットインし2台ともスリックタイヤへと変更した。このような流れの中でスリックタイヤへと変更する車両も複数見られた。
その中で、ウェットタイヤで粘りトップに立ったのがNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT。しかし、早々にスリックタイヤへと変更したNo.11 GAINER TANAX GT-Rが残り2周のタイミングで追いつき、TGRコーナーでオーバーテイク。トップが入れ替わった。
そしてファイナルラップ。スリックタイヤへと変更したNo.7 Studie BMW M4が2位争いをするNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORTとNo.60 Syntium LMcorsa GR Supra GTを射程圏内に捉え、オーバーテイク。2位へとポジションを上げた。
最終コーナーでNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORTとNo.60 Syntium LMcorsa GR Supra GTは接触してしまい、順位を落としてしまう結果に。これによりNo.60にはレース終了後ペナルティが課せられた。なお、トップチェッカーを受けたのは、No.11 GAINER TANAX GT-Rとなった。
最終的な上位順位は以下の通り。
1位:No.11 GAINER TANAX GT-R
2位:No.7 Studie BMW M4
3位:No.6 DOBOT Audi R8 LMS
4位:No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R
5位:No.31 apr LC500h GT
6位:No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT
7位:No.10 PONOS GAINER GT-R
8位:No.88 JLOC ランボルギーニ GT3
9位:No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT
10位:No.60 Syntium LMcorsa GR Supra GT