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チェッカー目前で抜かれて2位のはずが優勝に! スーパーGT第6戦のGT300クラスを制覇したのは52号車「埼玉トヨペットGB GR Supra GT」でした

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TEXT: 戎井健一郎(EBII Kenichiro/motorsport.com)  PHOTO: 佐藤正勝/GTA

  • チェッカーを受けた52号車

  • シェイドレーシング
  • 優勝した52号車
  • 表彰台に上がった52号車のドライバー
  • チェッカーを受けた52号車

GT300も決勝後に波乱の展開が待っていた

2023年9月17日、スポーツランドSUGOでスーパーGT第6戦の決勝レースが行われ、GT500クラスは8号車ARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹)、GT300クラスは52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)が優勝した。

ランキング上位はウエイト100kgを搭載して戦いに挑む

13時30分スタートの決勝レースは、上空は厚い雲に覆われグリッドレベルではごく弱い小雨が確認できたものの、本格的に降り出すことはなくドライ路面でレースがスタートした。気温は28℃、路面温度は33℃だ。

GT300クラスのポールポジションは、96号車K-tunes RC F GT3。2番グリッドには20号車シェイドレーシング GR86 GTが続いた。ランキング上位につけてウエイト100kgを積む車両は4台いるが、その中でも56号車リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rと18号車UPGARAGE NSX GT3はともにグリッド3列目に並んだ。なお公式練習のクラッシュで予選に出走できなかった31号車apr LC500h GT、48号車植毛ケーズフロンティア GT-Rはともに修復が完了し、グリッド最後列にマシンを並べた。

序盤の10〜15周はトップの96号車K-tunesの背後に20号車シェイドレーシングがつけ、少し間が空いて61号車SUBARU BRZ R&D SPORTと52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTが接近するという展開に。そんな中、ランキング5番手につける2号車muta Racing GR86 GTがスロー走行。ガレージにマシンを戻し、レースを終えることとなった。

シェイドレーシング

レースが動いたのは20周目。20号車シェイドレーシングの清水英志郎が96号車K-tunesの新田守男をオーバーテイクし、トップに浮上した。3番手争いは4台が絡む激しいバトルとなったが、52号車埼玉トヨペットが抜け出して前の2台を追った。

そして23周を消化したタイミングで、早くも52号車埼玉トヨペットがピットイン。96号車K-tunesはその2周後にピットに入ったが、52号車の逆転を許すことに。

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