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「アルト」に「エッセ」「ミラ」…軽自動車だけのレース「東北660選手権」はシリーズ終盤戦! 第3戦スポーツランドSUGOも激戦でした

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

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  • #6アルト

シリーズ終盤で各クラス激戦が繰り広げられる

2023年8月20日、宮城県のスポーツランドSUGOにて東北660選手権の第3戦が開催された。シーズンは後半戦に突入し、各クラスともチャンピオンを巡る争いが激化している。

1クラスは0.007秒差という接戦を細田が制す

JAF公認レースの経験も豊富なベテランが集う1クラスは、最年少の#256 細田駿也が予選でポールポジションを獲得。2番手は0.039秒差で昨年のチャンピオンである#11アベ、3番手には今回が初の1クラスとなる#90新関 透が続く。

決勝では「最近エンジンの力がない」と話すアベが徐々に遅れ、トップ争いは細田と新関のふたりに絞られる。最終ラップまでサイド・バイ・サイドの接近戦が続き、細田わずかが0.007秒差でトップでチェッカーを受けた。これでシリーズ争いは細田が大きくリードすることに。

2クラスの王者争いは混戦となる様相

3クラスを卒業した若手がしのぎを削る2クラスは、#61高橋康平がポールポジションを獲得し、2番手からは順に#154小松日高や#919茂木勇輝など、互いに手の内を知り尽くしたメンツが並ぶ。高橋と小松は予選からポジションを落とさずフィニッシュ、3位には予選7番手から猛烈に追い上げた#121巳ノ瀬健太が入り、開幕戦に続いて表彰台の一角をゲットした。

優勝の高橋はSUGOで不運に見舞われることが多かったが、ついに負のジンクスが断ち切れたように感じる。シリーズは小松が頭ひとつ抜け出てはいるものの、最終戦の結果によっては高橋や巳ノ瀬らが逆転する可能性もあるので注目だ。

3クラスは予選3位から優勝宣言した#377岩塚が勝利

そして今回も最多のエントリーを集めた3クラス。ポールポジションはL700Vミラを駆る#78菅原颯馬で、2位は前戦でポールポジションを獲得するも、痛恨のエンジンブローを喫した#86竹中康平だ。そして3位には「優勝を狙います!」と宣言していた#377岩塚眞澄が入り、虎視眈々と逆転のチャンスを狙う。

決勝はその岩塚が見事な有言実行を果たし、トップチェッカーでシリーズチャンピオンに向け大きく前進。準優勝は予選5位からジャンプアップした#222中田一平、3位はポジションをふたつ落とした菅原となった。

菅原はにとっては悔しさの残るレースだったと思われるが、予選でトップタイムを出したことは自信に繋がるはず。今後のさらなる飛躍が期待されるドライバーだ。

4クラスはAGS搭載アルトのエントリー急増中

今シーズンからエントリーが急増した4クラス。やはりAGSのHA36型スズキ「アルト」に大きなアドバンテージがあるようで、予選も決勝も1~4位をHA36が独占する。

優勝は今シーズンからクラスを変更した#6猪又真輝、2位が第2戦のエビスを制した#5高松正雄、3位は急遽レンタル車両で参戦した#179石山祐也となった。なおベース車両の戦闘力を均衡化するため、来年はHA36のみタイヤがセカンドラジアルとなる見込みだ。

#6アルト

ビギナー限定の5クラスは#66太田治久が初優勝。2位の#15小野寺潤と3位の#826高橋賢也ともども、今後、他クラスにステップアップしてからの活躍が待ち遠しいドライバーばかりだ。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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