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テスラの第1号車はロータス「エリーゼ」がベースだった!? 記念すべき「ロードスター」は720万円で落札されました

テスラの第1号車はロータス「エリーゼ」がベースだった!? 記念すべき「ロードスター」は720万円で落札されました

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: 2023 Courtesy of RM Sotheby's

バッテリー交換が前提でも予想落札価格の中間で落札

そのテスラ ロードスターが、RMサザビーズ社の新年を飾る恒例のアリゾナ・オークションに出品された。じっさいに出品されたのは2010年モデルのロードスター スポーツだが、同社はこれに4万〜6万ドル(邦貨換算約590〜882万円)のエスティメートを提示。これはこのモデルのバッテリーがすでに動作しなくなっているためで、もう一度その走りを楽しむためには、6831個の18650規格のリチウムイオン・バッテリーを交換しなければならない事情があるところに最大の理由がある。

そのほかのコンディションは、ホイールにわずかな摩耗が見られる以外は全体的に良好な状態が外観では保たれており、また内装もテスラのエンブレムをあしらったレッドのシートインサートが特徴的なブラックのインテリアが魅力的だ。

はたしてバッテリー交換が前提となる、テスラ「ロードスター スポーツ」に落札者は現れるのか。自動車の歴史を変えたともいえるその功績はやはり大きかったのだろう。走行距離が3500マイル(約5632km)だったこともあり、4万9280ドル(同720万円)で、見事に落札された。デリバリーから約14年、バッテリー交換が必要なことを考えれば、その値落ちは非常に小さなものだったといえそうだ。

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