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九州・霧島連山の麓に「ドレスアップカー」が大集合!「エクスペディション杯」復活の理由は「若い世代にクルマに興味を持ってもらいたい」から

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(ガスグラフィックス)

  • 九州だけではなく、日本各地から参加者が集まった
  • 霧島連山を眺める広大な草原の駐車場
  • 軽自動車、ミニバン、ワンボックスカー、セダンなど、多様な車種が大集合
  • 日常では滅多にお目にかかれないハイレベルなドレスアップカーが集結
  • トヨタ プリウスからセンチュリーまで、セダンも幅広い車種がエントリー
  • ワンボックスカーの代名詞であるトヨタ ハイエースに、ランボルギーニ アヴェンタドール風デザインを取り込んだ1台
  • 愛車を描いたショーボード。本物もどちらも美しい
  • トヨタ アルファード/ヴェルファイアもドレスアップイベントには欠かせない存在
  • 驚愕のトランクオーディオは、コンテストで勝ち抜くための必須条件
  • レクサス 40型 LSに、50型の前後を移植した新井さんの愛車
  • 未知のクリーチャーのような独特の造形が施された日産 シーマ
  • ワイドボディに極太の足まわりは、ドレスアップイベントの王道スタイル
  • トランクオーディオの美しさと、自然だが豪快なサイズ感のオーバーフェンダーが秀逸
  • 広大なスペースをどう使うか? トヨタ ハイエースにはオーナーそれぞれの趣向がはっきりと表れており興味深い
  • SUVスタイルのホンダ ヴェゼルを極限までローダウン
  • トヨタの最高級車センチュリーをベースにした、圧巻のオーディオスタイル
  • 代表の新井さん。自らもドレスアップセダンを20年以上にわたって楽しんできた
  • ドレスアップイベントでは定番の、たくさんのトロフィーを用意。また、ビンゴ大会も盛り上がった
  • 大人気の景品を当てるべく、ビンゴを楽しむ姿もたくさん見かけた
  • 季節ごとにさまざまな花が咲き乱れる生駒高原
  • イベントが開催された6月は、たくさんの紫陽花が咲き乱れていた
  • 自然に囲まれた会場に、たくさんのドレスアップカーが並んだ
  • ドレスアップカーの人気カテゴリーは、やっぱり高級セダン!

オールジャンルのユーザーが生駒高原に集結!

愛車をドレスアップしてそのカスタムを評価し、ユーザー同士の交流を深めるカスタムイベントが、毎週末日本各地で開催されています。今回は、2024年6月16日に宮崎県小林市にある生駒高原で開催されたドレスアップイベント「第一弾エクスペディション杯」の模様を紹介します。

霧島連山の麓で開催されたドレスアップカーイベント

「第一弾エクスペディション杯」の会場は、宮崎県小林市にある生駒高原駐車場だった。この地域は、鹿児島県と隣接する県南西部に位置し、その県境に広がる火山群、霧島連山の北側にある。焼酎を嗜む人なら知らない人はいないであろう、全国的に知名度がある芋焼酎「黒霧島」を製造する霧島酒造の命名元となった山々だ。

そして、生駒高原は、その雄大な霧島連山を背景に、約9万平方メートルの広さを誇り、ポピーや紫陽花、コキアやコスモスといった花々が咲き乱れる美しい場所。その一角の緑に囲まれた駐車場で、このイベントが開催された。

主催は、この地元でドレスアップセダンを中心としたクルマ好きが集まるチーム「エクスペディション」。チームをまとめる新井将伍さんの愛車は、50系の前後まわりを移植した40系のレクサス「LS」で、全国各地のイベントにも自らも参加することで多くのユーザーとの交流を深めている。2013年に1度同じイベントを主催しており、2023年度にミーティングという形で復活。そして今回、再びイベントとして再開したことになる。

クルマをカスタムする愛好家が大集結

ひと言で「クルマ好き」と表現しても、そこには多用な趣向が含まれる。メーカー、車種、クルマのカテゴリー、クラシックカー、チューニングカー、痛車などなど。その中でも、ドレスアップというジャンルは、軽自動車からミニバン、高級セダンまでクルマのカテゴリーを越え、幅広いユーザーに支持されているのが特徴だ。

ノーマルのクルマをベースに、足まわり、外装、オーディオといった外観や質感、雰囲気を重視してカスタムするのがドレスアップの流儀。その昔は、速さやパワーなどを追求したチューニングが大流行していたが、クルマ趣味ならではのオイル臭さなどを排除したオシャレな改造文化として派生したのが、この「着飾る」=ドレスアップ。それが時代を追うごとに進化し、その度合いを評価しあうコンテスト形式のイベントが発生。それが全国規模で広がり、イベントの大小は問わず、各地で盛り上がっているというわけだ。

クルマに興味を持ってもらうためのきっかけ作りのために

「若い世代を中心にクルマに興味を持ってくれるユーザーを増やしたい」というのが、代表の新井さんがイベントを復活させた理由のひとつである。

「私たちの世代では、免許を取得できる年齢になると、クルマへの興味も増えてきて、結果的にクルマを趣味として選んだ人も多いと思うのです。しかし、最近は若者のクルマ離れが多い印象ですね。きっかけは何でもいいので、少しでもクルマに興味を持ってもらいたい。そのために改めてこのイベントを立ち上げたのです」

移動手段としての道具ではなく、好きな対象としてのクルマの存在。ドレスアップの有無は関係なく、まずはクルマそのものに興味を持ってもらうためのきっかけを作ること。それが、この「第一弾エクスペディション杯」の趣旨なのだ。そしてそれに賛同した仲間が、各地からこの生駒高原に集まり、イベントを盛り上げてくれたのだ。

「今後は年に1回といった継続的な開催ができないかと考えています。確定している状況ではないので明言はできませんが、今回の復活をきっかけとして、ユーザーの交流と新しいユーザーを増やせるように盛り上げたいです!」

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