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昭和のおじさんムネアツ!アニメ『マッハGoGoGo』のマッハ号を軽自動車で再現

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)

  • マッハ222:劇中のマッハ号は左ハンドルだが、コペン・ベースのマッハ222は右ハンドル仕様
  • マッハ222:シートをはじめとするインテリアには初代コペンらしさが残っている
  • マッハ222:特徴的なリアカウルのデザインも立体的に再現されている
  • マッハ222:マッハ号はV型12気筒エンジンをリヤミッドシップレイアウトしていたが、マッハ222は直列4気筒をフロントに搭載
  • マッハ222:初代コペンをベースとして制作されたマッハ号(マッハ222)
  • マッハ222:OEP222の遊び心を感じられる部分だ
  • マッハ222

ダイハツ「コペン」ベースのマッハ号

愛知県安城市にあるOEP222(オカダエンタープライズ)は、軽自動車(軽トラックを含む)やトヨタ「プリウス」、トヨタ「ハイエース」、トヨタ「ミライ」、ホンダ「クロスロード」、ホンダ「インサイト」など、さまざまなクルマのモディファイを手がけているカスタムショップです。今回は同社が手掛けた1台のカスタムカーを紹介します。

ひと目見た旧車世代の誰もが驚く1台

OEP222といえば、カスタムカーの祭典でスズキ「カプチーノ」、スズキ「ジムニーシエラ」をベースとした愛らしいクルマや、トヨタ プリウスやプロボックスを題材とした精悍なクルマも披露しているので、その名を知っている人が多いはずだ。

個性的なカスタムを施したコンプリートカーをユーザーに提案しつつ、オリジナルのエアロパーツやグッズの販売も行っているOEP222ブースで目を引いたのは、かつて少年たちが憧れたアニメに登場して一躍有名になった夢のレーシングカーであるマッハ号(マッハ222)。同社の技術力の高さとセンスのよさを物語る1台であった。

過去にマッハ222はカスタムカーショーで展示されたことがあるが、クラシックカー・モーターショーであるノスタルジック2デイズを訪れたお客さんたちは、ブースの前を通りかかった人がみな一様に驚いていた。

あらためて説明すると、マッハ号は1967年にTV放送が開始されたカーアクションアニメ『マッハGoGoGo』に登場したレーシングカーだ。58年前のデザインとは思えない流麗なボディラインを採用。いまでも数多くのファンを獲得している。

OEP222のスタッフにマッハ号のベース車について伺ってみた。

「じつはダイハツ初代コペンをベースに仕立てています。特徴的なエクステリアデザインからは丸みを帯びた初代コペンの面影がありませんが、内装を見るとよく分かると思います。電動開閉式アクティブトップを開閉するときは、リアカウルを1度取り外して、オープン(クローズ)状態になったら、また取り付けています。フロントはバッテリーが上がったときなどに取り外していますね」

何かあるたびに前後カウルを取り外すという手間がかかる仕様にしながらも、マッハ号を再現した心意気に感動してしまった。

さすがに、アニメのようなオートジャッキ、ベルトタイヤ、カッター装置、ディフェンサー、イブニングアイ、フロッグ装置、ギズモ号といった7つの特殊機能は搭載していない。その一方で、絶妙なデフォルメにアニメ感があり、ギャラリーを喜ばせていた。中身が初代コペンだと知るとさらに親近感が湧いて、街中で乗ってみたいと思った人が激増しただろう。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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